毎年必ず新版が出る弥生シリーズ。会計事務所では必ず新版を使うようにしているので、お客様が旧シリーズで処理したデータを一度コンバートしてから修正・訂正・決算作業にかかります。この為データをお客様に渡すには、お客様も弥生会計を逐次更新し購入して頂く必要があります。データは上位互換なのです。これはこの先もずっーと続くこととなります。独自処理でなく会計事務所に処理を依頼される場合は購入に当たってこの点をよくお考えください。さて、機能ですがプロ版は中小法人向けということで、スタンダード版にない付加機能を加味しています。初心者でも仕訳ができるように工夫されていますが、逆に経理を専門にしている方にはかったるくてイライラするでしょう。そのために昨年会計事務所と顧問先向けに弥生ＡＥとＣＥが発売されました。こちらは定価が数倍し、毎年保守料が必要なのであまりお勧めしませんが。とはいえ日経パソコンの人気投票で毎年１位を取っているソフトなので、安定性信頼性は確かです。ただ出納帳３などのオフコンからの移植ソフトが２万円で買えるようになっているこの頃、価格面での競争力はもはや無いでしょう（当時は安いと思ったのですがねぇ）。最後に一言、データは５年くらいは新旧どのプログラムでも共通して使えるようなフォーマットに最初から先を見据えた設計でお願いしたい。