このソフトの「親」となる「CUBASE（キューベース）」は、もともとMac用のプロ用シーケンスソフトウェアとしてデビュー。その特徴的な外観、操作性、なによりも「コンピュータで音楽を作ること」を１番自然な形で昇華させた歴史あるソフトウェアだ。<P>　「Cubaseis（キューベーシス）」は、その入門編にあたる。といっても値段が安いだけが売りではなく、敷居（推奨スペック）の低さやよく使う機能にしぼった、ある意味「親」よりもシンプルで使い勝手の良い作曲ソフトとして人気を集めている。<P>　そして本ソフトの１番の特徴は、世界中のフリーランスの開発者が腕を競い合う「VSTプラグイン」を使ったリアルタイム・エフェクトや波形編集との連携、さらにフルオートメーション対応のデジタルミックスダウン!（複数の音をミックスし、ひとつの楽曲に変換する）機能も搭載。一昔前ではウン百万円してしまう機能を、パソコンと音の入出力（サウンドカード）、そして「Cubasis」と「センス」だけで構築することができるという点だ。<P>　これからパソコンで音楽を始めようという方、楽器はできないけど作ってみたい方、パソコンを使ったライブパフォーマンスをお考えの方にお勧めだ。また、ミックスダウン時にサンプリングレート（音の品質）も決めることができるので、Flash等のWEBコンテンツ開発者にもおすすめできる、ハイスタンダードなソフトウェアである。