パーティションの内容を壊さずにパーティションのサイズ変更や移動が自由にできる点が秀逸です。ただし、時間は延々とかかります。サイズ変更を行うなら、プログラムをインストールする前、データをコピーしてくる前に行うべきです。<P>もう1つ注意しないといけないのは、Linuxとの共存時です。Linuxのディストリビューションにもよりますが、LinuxでMBRを操作したりするとこのPartitionMagicで読めなくなることがたまにあります。これは最悪の結果が予想される事態です。異種のOSをデュアルブートにする際には、パーティション操作プログラムはかなり注意を払って使用する必要があります。これは何度もパーティションを読めなくした経験から申し上げています。
初心者向けに書きますので、パワーユーザーは読み飛ばして下さい。<P> ハードディスクの仕切り方を、自由に変えられるWindows用のソフトです。例えば手持ちのパソコンにドライブが1つしかないのに、マイコンピュータやエクスプローラで見ると、CドライブとDドライブの2つ表示されていることがありますね。このようにディスクをあたかも2つ(かそれ以上)に分割したり、前の例で言えばCドライブとDドライブを1つのドライブにまとめたりすることができます。<P> どのような場合に使うのかと言えば、例えば(1)1台のパソコンにWindowsとLinuxのように複数のOSを入れたい人。(2)CD-ROMドライブが内蔵されていないノートパソコンで、MS-DOSモードで外付けCDドライブを認識させるのが面倒くさい人(または認識させれない人)→ハードディスクを分割して、必要なCDをそっくりコピーしておけば、あたかもCDドライブをつけているパソコンのように使えます。(3)ハードディスク上のデータを、なるべく安全に管理したい人→例えばCドライブしかないパソコンのハードディスクをCとDに分けておき、CにOSやプログラムを、Dにデータを保存しておけば、Cにトラブルがあった場合も、Dのデータは復活させられる可能性が高くなる。
この大容量ドライブが常識的な昨今、いくつかのパーティションに区切って使っている人がほとんどなのでは? しかし、使っていると、なぜか当初の予定と違って、特定のドライブの容量が不足して困ったりする。パーティションサイズの変更は実に面倒(普通はバックアップを取って、既存のパーティションを削除してから、目的のサイズのパーティションを作る)だが、このパーティションマジックを使うと、ズバリ、データはそのままにパーティションサイズの変更ができてしまう。マジ便利です。