剣と魔法とグループ編成でonline net RPGに疲れた人にとっては朗報です。<BR>　プレイヤーはどの職業にも就くことができるし、いつでも止めることができます。職業ごとのバランスには問題が残っていますが、それはほかのnet gameでも同じことなので割愛します。<P>　職業でこのRPGを決定づけていることは「専業回復係」が不要なため、パーティー編成がしやすくなっています。また、一人でも広範囲に活動できます。そして、死のペナルティーがほとんどありません。プレイヤーに苦痛を強いるシステムを省こうとしています。<P>　スターウォーズの世界を利用していますが、プレイヤーはルークなどのキャラクタにはなれません。時代背景は旧三部作の1と2の中間ぐらいです。<P>　他のnet RPGと異なる点は「ダンジョン攻略が必須ではない」ことです。パーティーを強いられるような難しいダンジョンはあるにはありますが、現時点では、そこに行って得られる物は記念アイテムの勲章のみでダンジョンで強力な武器や防具を手に入れられるわけではありません。<P>　また、生産職の作るアイテムがすべてであり店は全くなく、生産職の仕事は（どんなに小さなことでも）価値があります。このことは生産職をやっていこうとする人を勇気づけます。<P>　ジェダイになることはできますが、それは遠い「道」とも言える物です。１ヶ月ではとても達成できないでしょう。<P>　日本人はほぼ一つのサーバーに集中しているため、ネットで情報を探せば、いつでも日本語でコミュニケーションできるチームに入れるでしょう。

	&nbsp;&nbsp;&nbsp;全世界の映画ファンを熱狂させた『スター・ウォーズ』シリーズを原作にもつ本作は、反乱同盟軍と帝国軍の抗争が激化したエピソード4と5の期間を舞台としたMMORPG(Massively Multiplayer Online Role Playing Game)。2003年6月のリリースから2ヵ月で会員数27万人を超えるという大ヒットを記録している。<br><br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;プレイヤーはスター・ウォーズ・ユニヴァースに生きる1人のキャラクターとして誕生し、さまざまな冒険を体験していく。キャラクター作成で選択できる種族はヒューマン、ウーキーなど8種類。エピソード1に登場したダース･モールの種族ザブラクなどを選ぶことも可能だ。<br><br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;キャラクターはまず6種類の基本職業のいずれかに就き、経験を積むことで上位の職業へと進むことができる。ドロイドエンジニアとなって機械いじりを楽しむもよし、バウンティハンターとなって賞金首を追うのもよし、コマンドーとなって戦闘のプロを自負するのもアリだ。こうした上位の職業は26種類もあり、タトィーンやナブーなどの10の星々を飛び回りながら、それぞれ戦闘や生産、商売の世界で自分の役割を楽しむことになる。<br><br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;当然、スター･ウォーズの世界であるから、反乱同盟軍か帝国軍のいずれかに所属して反対勢力と抗争を繰り広げるのもおもしろい。戦闘やミッションで得た功績ポイントを使えば自分の階級を上げたり部下を持ったりすることも可能。PvPと呼ばれる対人戦は興奮すること間違いなしだ。<br><br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;本作はMMORPGでありながら、必ずしも他者とのパーティプレイを強要されないのが特徴のひとつ。1日に限られた時間しかゲームに費やせないプレイヤーにもお勧めできるタイトルである。（松本秀行）