とにかく導入が容易です。<BR>セットアップも親切だし設定もウィザードがあります。<BR>セキュリティという面でもステートフルインスペクションにより安心できます。<BR>前バージョンのProxyServerと違い、SecureNAT機能でPC-UNIXがLAN内やDMZにある場合にも対応できるようになりました。<P>アプリケーションフィルタに登録されているプロトコルも多く、ゲームなどの特殊なものでない限り、ほとんどのアプリケーション(RealPlayerとかNetmeetingなど)は定義されているため、メンテナンスも少なくてすみます。<P>ここまではカタログにもある文句ですが、1年以上使ってきて文句があるところは、PPPoE使用時のサーバー公開に対応していない点です。<P>OS(W2K)自体がPPPoEに対応していませんが、フリーソフトなどを使い、PPPoEに対応できます。またまだ発売されておりませんが、.NETServer(WinXPのサーバ版)でもOS標準対応でPPPoE出来ます。<P>しかし、PPPoEはダイヤルアップという形態をとりますが、ISAはダイヤルアップに対してはLANからWANへの接続(まさにダイヤルアップ)はできるのですが、この接続に対するサーバー公開設定が出来ないのです！<P>PPPoEはフレッツシリーズにも使われている接続プロトコルですが、常時接続は当たり前です。サーバー公開も当たり前のように行われてよいはずですが、これに対応しておりません。<BR>企業向けとしては少々問題のある仕様です。<BR>ISAServer登場当時はPPPoEが一般的ではなかったためしょうがないといえばしょうがないのですが、近いうちに対応していただきたい内容です。<P>よって、PPPoEは専用のルータで処理し、ISAではアダプタグローバルアドレスを割り当て、ルータからISAへパケットを飛ばす必要があります。