ドッペルゲンガー ドッペルゲンガー
 
 
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ドッペルゲンガー :

前作「アカルイミライ」にあったコマ割りされた画面で、しっかり別れている画面の中の二人の役所さん。でも、この二人の掛け合いも、空間も、すごくしっくりきていて。同じ画面に無理やり映しこんでいる従来の一人二役の出てくるシーンよりも、びっくりするくらい「二人いる」感が出ていました。目からうろこでした。ほかのシーンにしても、この「二人いる」感は損なわれませんでした。役所さんの演技力と、黒沢監督の技術のなせる業なんでしょうか。そして、楽しそうに悪役を演じている役所さんも楽しそうな感じを受け、永作さんがきれいで可愛くて、ユースケさんがはまり役。内容は逆さにしても爽快じゃないのに、なんだか爽快な鑑賞後感。卵(欲望)が先か鶏(ドッペルゲンガー)が先かどうかなんて考える暇は無かったので、もう一度DVDで見て確認したいです。あの映像を見られるだけでも、なんだか嬉しい。妙な感じ。

不思議なお話(現象?)ドッペルゲンガーを元ネタにした点。まずはその発想がよい。ありそうでなかった題材なのでは。。そんな素材ゆえ普通であれば一歩間違うと内容的にワケのわかんない展開になる所をとにかく構成・脚本がよく、ギリギリのラインに仕上げた とにかくおもしろい映画でした。(とくに後半からラストにかけての役所広司の演じ方がうまいです。)観終わったあと不思議な気分になるかも。

この映画を観終わったとき泣きそうになりました。黒沢さんはなんて人だと。本当に凄い!!アカルイミライといい、最近の黒沢さんの作品はいいものばかりです。ファンは買いでしょう。

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ドッペルゲンガー&nbsp;&nbsp;&nbsp;思うようにいろんなことがはかどらず、ノイローゼ気味の科学者・早崎。だがそんな彼の前に“もう1人の自分”が出現。最初は幻覚だと思い込む早崎だが、分身は実体化しており、早崎の仕事を陰で助けつつ思うがままに生き、早崎の願望をどんどん叶えていく。そんな分身に次第に早崎は殺意を覚えて……。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;自分探しの旅をブラック・コメディーの資質で描いた作品。誰もが思い通りに生きたいと思いつつもできずにいる現代で、どう生きるべきなのか改めて考えさせられる作品だ。マルチ画面を駆使して本体と分身が同一空間にいることを観客に信じ込ませ、殺人シーンを引いた画で見せることで背筋をゾクゾクさせる。黒沢監督らしい“映画”ならではの映像演出が、恐怖と笑いをいい具合に合致させている。役所広司のニ役の演じわけも神業的。(横森 文)
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