砂の器 DVD-BOX 砂の器 DVD-BOX
 
 
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砂の器 DVD-BOX :

 近年類を見ない絶品のテレビドラマ。よく映画と比較されますが、これは犯人視点で描かれており時代設定も違いますので、映画とは全く異なった作品と考えた方が良いでしょう。ただその根底を流れるテーマの重厚感には共通のものがあります。<P> テレビの域を超えた映像美や音楽、細部への拘りからはこのドラマに関わるあらゆるスタッフの並々ならぬ意気込みが感じられます。<BR> あまりにも切ないドラマ。単なるサスペンスではないヒューマンドラマです。視聴者は本来なら憎むべき犯人に同情し、感情移入させられてしまうからです。<P> 主演中居正広の息を飲むような美しさが、回を追うごとに哀しみを増強させます。「白い影」でシリアスな役者としてブレイクした中居氏ですが、今回さらにその「表情による演技」が光ります。普段のイメージとのギャップが快感にさえ思えるほど。<P> その他のキャストも個性派揃いですが、当然のことながら刑事役、渡辺謙の渋さ、迫力が物語に深みを与えています。前半接触することのなかったこの二人が初めてツーショットで画面に現れる場面は衝撃的なシーンです。<BR> 見る側の資質を問われるような格調高い作品。ぜひ大画面で見たいものです。

 このドラマは30年前に公開され、傑作と呼ばれた映画と、比較される宿命をもつ。 映画が今西刑事(丹波哲郎)の主観で進んでいくのに対して、ドラマでは和賀英良(中居正広)の主観で、その心の内面がドラマのオリジナルキャラクター成瀬あさみ(松雪泰子)をとおして描かれていく。 だから映画にはなかった三木謙一の殺害シーンで、犯行が多少は不可抗力の要素もあった事が描写されている点には満足できた。 事件発生は、映画が夏、ドラマは冬。冬のドラマだった為か?そして、設定は現代。個人的には設定は昭和40年代にしてほしかった。 逆に現代では、この話のテーマをリアルに感じる事ができないのではないかとも思うが、でも名作は、やはり名作。丹波哲郎の今西刑事も良かったけれど渡辺謙の今西刑事もさすが!彼は役者としての宿命を生きる男だから。

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砂の器 DVD-BOX&nbsp;&nbsp;&nbsp;これまでにもたびたび映像化されてきた松本清張の同名小説の連続ドラマ版で、『白い影』でシリアスな演技に新境地を見出した中居正広が、ここでは過酷な宿命を背負った天才ピアニスト役を熱演している。新進気鋭のピアニスト・和賀英良(中居正広)はその日もまた、コンサートに詰め掛けた観客から拍手喝采を浴びていた。そんな和賀の前に、三木(赤井英和)という初老の男が現われる。三木から「秀夫」と呼びかけられるたびに、そして懐かしそうに昔話をされるたびに表情が曇る和賀。2人で飲み交わしたスナックの帰り道に、ちょっとした拍子で和賀は三木を突き飛ばしてしまい…。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;原作や映画では刑事の今西(渡辺謙)が犯人探しをしていくミステリー仕立てだが、この連続ドラマでは追われる側の和賀が主人公に。犯人が犯した犯罪のトリックではなく、なぜその犯罪が引き起こされたかに焦点があたる松本清張サスペンスのスタイルとは合致しているようにも思えるが、昭和史的な裏打ちこそがこの物語を分厚く見せるだけに、時代設定を平成に置き換えたことでドラマの意味合いは少なからず変容してしまっている。(麻生結一)
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