私は、北米盤をすでに持っていて、その内容の凄さに圧倒されました。<BR>全て劇場版とディレクターズ・カットの２ヴァージョンが入っているからです。特にキャメロンのエイリアン２は、前出のDVDはディレクターズカットであったため、劇場版DVDは今回が初めてになります。<BR>ところが、このアルティメット・コレクション 日本盤は、２，３が劇場公開版が未収録です。よく見ると全てDTS仕様となっていますが、このあたりがポイントでしょう。<BR>１，４は、米盤もDTSは入っているため、日本盤も２ヴァージョン問題なく収録出来たのでしょう。しかし２，３はおいては、劇場版を削ることによってDTSを入れるという暴挙に出ています。<P>作品そのものを入れずにDTS音声を入れるという、作品自体を全く無視した日本のメーカーは何を考えているのでしょうか？<BR>だったら、１，４も全てディレクターズカットだけにして統一すればすっきりするし、また言い訳も出来るのではないでしょうか？<BR>こんなことだから、いつになってもアメリカの市場には追いつけないんです。
「IN SPACE NO ONE CAN HEAR YOU SCREAM…」宇宙では貴方の悲鳴は誰にも届かない… 25年前に公開された時のエイリアンのキャッチコピーです。監督は当時無名だったリドリー＝スコット。この作品こそ後のSFホラーの礎を築いた映画と言っても過言ではないのです！ そのエイリアン4部作が今回全編リマスタリングを施され、更にDTS音声を加えて再登場します！ 前回も5.1チャンネルリミックス・スクイーズ収録で発売されましたが、米国版のレビューを見る限りではそれを超えるほどのトリートメント映像となって蘇っているようです！それに加えて「2」は劇場版をDVDでは初収録になっているのもポイントが高く、米国版未収録の「2.3」のDTS音声も注目です！ SFホラーのパイオニアであるエイリアンシリーズ全作品を膨大な特典映像と共にこの価格で入手できるのならば決して高くは無いと思います。未見の方は是非この機会に！ 見終わった後、貴方は思うでしょう…「絶対に宇宙旅行はしたくない」と。そして妙に静かになった部屋で奇妙な恐怖感を覚えるのです。
今回のアルティメット化、単品だと１・２だけで３・４はBOXのみのようです。それだけでも貴重だと思うのですが、やはり嬉しいのは大迫力を体感できるDTS収録されている点ではないでしょうか。それに特典ディクスの枚数が半端なく多いのは堪りません。本編同様、もしくは本編以上に見応えがあるのではと期待感の大きい仕様で、ファンには嬉しい限りだと思います。デジパック仕様のケースも嬉しいですし、視聴用としてもコレクション用としても価値ある逸品であると思います。
