難しい問題を、みずみずしく綴っています。<BR>このような作品を、傑作というのでしょう。<P>夫と子供のある主人公が、なぜ不貞と思われることを望んでいたのか、<BR>それは、この映画の深さにつながっています。ありきたりの、ぱっと<BR>了解されるような陳腐なドラマにはなっていません。<P>とても見応えがあります。<BR>時をおいて、何度でも観られるでしょう。<P>自分の余生が残りわずかだと知った主人公が、夜のカフェで、注文が<BR>届くまでのわずかな間にさらさらと、あたかも普通のメモのように、<BR>「10のこと」を書き下すあたりなど、実に感動的なシーンが満載です。<BR>このような苦悩を知る者の、深い洞察があるように感じました。<P>映像も、キャストも、監督も、どれも素晴らしかったです。<P>エディターによると、不倫相手の魅力が足りないとのことですが、私は<P>そうは思いませんでした。優しく、どこまでも優しく、真摯でした。<P>愛に包まれて、彼女の願いは短かったものの、最高に燃えて昇華して<BR>いったと思います。
皆さんのレビューは概ね、良い評価ですが、・・?疑問です。夫も子供もいるのにまず別の男性か?!!というのが率直な感想です。はっきりいって期待はずれでした。
邦題はこのようになっていますが、私も原題の方がよいと思いました。宣伝などは「死ぬまでにしたいことのリストを作った」ということを強調していたように思いますが、はっきり言って、この邦題にはこだわらないで見た方がよいと思いました。残りの命を宣告されたとき、どうするでしょうか。自分がいなくなったあとでも、他の人たちは生きていく。では、その人たちのために、あと少ししか生きられない自分は何ができるのか、そして、自分が生きていた証拠をどうするのか、残りの自分の人生はどうするのか……。この主人公のとった方法に共感できるかどうかは人それぞれでしょうが、自分の人生についても思う映画です。