修羅雪姫 修羅雪姫
 
 
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修羅雪姫 :

この映画がDVDで出るのもタランティーノのおかげ?梶芽衣子がカッコイイ。『女囚さそり』のコケティッシュな感じも良かったけれど、修羅雪姫の白無垢姿はもう、梶芽衣子のために誂えたとしか思えないほど良く似合っている。その白無垢が復讐の相手となる男たちの血を吸っていく。その白と赤のコントラストが、DVDでどれだけ正確に再現されるか楽しみ。上村一夫が書いた原作の修羅雪姫、梶芽衣子はまるでそのキャラクターがそのまま生身の人間になったと思うくらい、修羅雪姫そのものになっているのも驚かされる。藤田敏八監督と言えば、鈴木清順監督『殺しの烙印』の脚本家グループ「具流八郎」にも名を連ねた清順門下生。この作品は、その藤田敏八の「清順的な部分」が最大限に膨張した、ケレン味たっぷりの傑作。この映画の面白さを教えてくれた「アメリカ人」タランティーノには心から感謝します。ちょっとクヤシイけど(笑。

タランティーノ監督の「キル・ビル」の元ネタとして話題になりました。同作で使用された、梶芽衣子御自身が歌う「修羅の花」は、この映画の主題歌であります。最近、釈由美子によってリメイクされましたが、別モノと考えた方が良いでしょう。母の怨みを晴らすため、極寒の獄中で産まれた宿命の女・雪。西村晃扮する和尚の厳しすぎる特訓に耐えた末、復讐の旅に出ます。「女囚さそり」にも言えることですが、梶芽衣子は重すぎる宿命を背負った女が良く似合います。柴咲コウが似ているとか言われますが、彼女ではこの味は出せないでしょう。やはり激動の70年代に製作されたという時代背景が重要なのではないかと思います。

血腥くて、生理的にダメな人も多いと思いますが、<BR>私は結構好きです。<P>梶芽衣子の凛とした魅力が、よく撮れていて、絶妙な<BR>返り血の浴び具合がカッコいいです。<P>雪の日に産まれたリベンジャーお雪が、復讐を完了して<BR>雪の日に去っていく映像の美しさには、参ってしまいました。

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修羅雪姫&nbsp;&nbsp;&nbsp;明治時代、夫と息子を殺した犯人のひとりを殺害して投獄された女が、女の子・雪を産んだ。やがて成長した雪(梶芽衣子)は、母の怨念を背負ったまま、復しゅうという名の人生を歩み始める……。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;小池一雄&上村一夫による1970年代を代表する同名劇画を原作にした浪漫アクション映画。監督は、日活出身の藤田敏八。彼のキャリアの中では異色ともとれる題材ではある。当時、東映『女囚さそり』シリーズで一躍人気を得ていた梶芽衣子は、これが初の東宝映画出演となったが、『さそり』に負けず劣らずケレンミたっぷりの存在感で女の凄惨な宿命を見事に体現。なお、クエンティン・タランティーノ監督は、自作『キル・ビル』の中で、蛇の目傘や白い和服、雪降る夜の戦いといった風に、本作へのオマージュをあからさまに描出している。(的田也寸志)
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