当作品は一連の金田一作品とは異なり、ビートルズと金田一という異色?のコラボレーションが大きなポイントであったと思う。それは単なる楽曲使用という意味だけではなく、事件のあった1960年代の象徴としてのビートルズの存在であり、冒頭のジョン・レノン暗殺のニュースを契機に主人公である三津木五郎が事件当時を振り返るという設定からも分かると思う。そういう訳で今回のDVD化に際して、懸念されていたビートルズのオリジナルが使用されなかった(できなかった?)のは当初の作品の価値を低めてしまったと考える。元々DVD化は困難と思われていた作品なので、歓迎したいのだが、お節介なLET IT BEの対訳歌詞挿入とカバー曲の選定ミス?(ビリー・プレストンのGET BACKはまだいいのだが、レオ・セイヤーのLET IT BEが・・・)により製作側自らが価値を低めてしまったのは誠に残念である。5.1サラウンドによるサウンドリニューアルエディションだとは思うが、まさかこんな意味合いもあったとは。
金田一物も好きだし、ビートルズも好きで、DVD化を楽しみにしていた<BR>作品だったので購入。注文して届いた、パッケージを見て唖然。<BR>オリジナル曲使ってない!!<BR>商品情報にきちんと載ってたら買わなかったかも。<BR>アマゾンに腹を立てつつ、鑑賞開始。<BR>カバー曲使ってるところですが、見てみた限り自分はまぁギリギリ我慢<BR>できました。<P>ただ字幕は本当にジャマ!<BR>オリジナル曲使えていたとしても、字幕付だとオイオイと思ったでしょう。<BR>版権問題をクリアーしていつか字幕無しのオリジナルが出ることを期待。
発売日に早速、店頭で手にとりレジに歩いていく途中、パッケージの裏書を見てふと立ち止まった。サウンドリニューアルバージョンについての但し書きにはビートルズの曲はジョンが歌っているものではなく別人となっているじゃないか、色々事情があるのだとは思うがオリジナルでやってほしかった、買わずにそっと棚に戻してきた。