悪霊島 悪霊島
 
 
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悪霊島 :

当作品は一連の金田一作品とは異なり、ビートルズと金田一という異色?のコラボレーションが大きなポイントであったと思う。それは単なる楽曲使用という意味だけではなく、事件のあった1960年代の象徴としてのビートルズの存在であり、冒頭のジョン・レノン暗殺のニュースを契機に主人公である三津木五郎が事件当時を振り返るという設定からも分かると思う。そういう訳で今回のDVD化に際して、懸念されていたビートルズのオリジナルが使用されなかった(できなかった?)のは当初の作品の価値を低めてしまったと考える。元々DVD化は困難と思われていた作品なので、歓迎したいのだが、お節介なLET IT BEの対訳歌詞挿入とカバー曲の選定ミス?(ビリー・プレストンのGET BACKはまだいいのだが、レオ・セイヤーのLET IT BEが・・・)により製作側自らが価値を低めてしまったのは誠に残念である。5.1サラウンドによるサウンドリニューアルエディションだとは思うが、まさかこんな意味合いもあったとは。

金田一物も好きだし、ビートルズも好きで、DVD化を楽しみにしていた<BR>作品だったので購入。注文して届いた、パッケージを見て唖然。<BR>オリジナル曲使ってない!!<BR>商品情報にきちんと載ってたら買わなかったかも。<BR>アマゾンに腹を立てつつ、鑑賞開始。<BR>カバー曲使ってるところですが、見てみた限り自分はまぁギリギリ我慢<BR>できました。<P>ただ字幕は本当にジャマ!<BR>オリジナル曲使えていたとしても、字幕付だとオイオイと思ったでしょう。<BR>版権問題をクリアーしていつか字幕無しのオリジナルが出ることを期待。

発売日に早速、店頭で手にとりレジに歩いていく途中、パッケージの裏書を見てふと立ち止まった。サウンドリニューアルバージョンについての但し書きにはビートルズの曲はジョンが歌っているものではなく別人となっているじゃないか、色々事情があるのだとは思うがオリジナルでやってほしかった、買わずにそっと棚に戻してきた。

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悪霊島&nbsp;&nbsp;&nbsp;金田一耕助(加賀丈史)は、アメリカで億万長者になった越智竜平(伊丹十三)の依頼で岡山へ赴くが、その尋ね人が怪死したことを知り、真相を究明すべく刑部島に渡る。そこはつい先ごろ、ある男が「鵺の泣く夜には気をつけろ」と謎めいた言葉を遺して死去していた島でもあった。そこで彼は、美しい巴御寮人(岩下志麻)やその娘で双子の姉妹・真帆と片穂(岸本加代子・二役)に出会う。やがて島で連続殺人事件が勃発していくが……。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;横溝正史の探偵小説(遺作)を原作に、篠田正浩監督が手がけた角川映画。篠田監督は娯楽映画の枠をまといながら、戦後の高度経済成長とともに流され失われてゆく日本の伝統文化に根ざした演出を試みており、その象徴としてビートルズの「レット・イット・ビー」「ゲット・バック」を使用。また、ドラマはジョン・レノンの死を知らされた元ヒッピーの五郎(古尾谷雅人)が、当時の事件を回想するという形式で進められていく。DVDでは著作権の問題でオリジナルではなくカバー曲に差し替えられているが、「レット・イット・ビー」はオリジナルと大分印象が異なり、違和感があるのは否めない。やはりオリジナル版のリリースを待望したいところだ。加賀丈史の金田一は飄々とした中にどこか冷めた趣を感じさせるが、これも演出意図に沿ったものだろう。(的田也寸志)
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