機動警察パトレイバー 劇場版 機動警察パトレイバー 劇場版
 
 
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機動警察パトレイバー 劇場版 :

作品内容は素晴らしく、これぞアニメーションといった感じで楽しめます。ただ、数年前に発売されたときが9800円で今回の廉価版が税込み6090円とは・・・。廉価版を謳うならもう少し価格設定は何とかならなかったのでしょうか?少しでも手の出しやすい価格にしていただいて、多くの人にこの名作を楽しんで欲しいものです。

 日本が世界に誇る鬼才、押井守監督の劇場版アニメーション第3作。押井作品というと、難解な印象を持つ方も多いと思いますが、この「パトレイバー劇場版」は子供から大人まで誰が観ても楽しめる作品に仕上がっています。ビデオ発売当時、普段はアニメなど見もしなかった還暦の亡父が「これはおもしろいな」と嬉しそうに言ったのが記憶に残っています。ただし、楽しむと言っても、派手なアクションと言うよりは、しっかりと練り込まれた脚本(後に平成ガメラシリーズを手がける伊藤和典による)や、ロケハンをもとに「東京」という都市の光と陰を見事に描き出した美術などをじっくりと味わうといった、言わば知的エンターテイメントとして捉えた方が、その良さが際立つかも知れません。畳敷きの下宿で展開する、戦慄のコンピュータシミュレーション、また、薄暮の隊長室で交わされる、聖書と関連づけられた犯罪計画についての会話など、一見地味ながら思わず高揚させられてしまう素晴らしいシークエンスが満載。単なるロボット活劇と侮るなかれ。必見です!

普通、30分程度の尺で作られたテレビ作品は、劇場版になると間延びした散漫なものになりやすい。特に新スタートレックの劇場版などはそう感じる。<BR> しかし本作はそういう不安がない。<P> 練りに練られたトリックに伏線、ご都合主義を極力排した(ように思わせる)シナリオ、そして息もつかせぬアクション。特に一番最後のシーンは、インディージョーンズ1作目終盤の「全て解決したかと思いきやナチの潜水艦が浮上してきた」あのシーンを髣髴とさせる狡猾さです。やはり、日本のアニメーションは「アクション頼りでシナリオ不在のハリウッド作品」「ただ暗いだけの、心に響かない邦画」の上に君臨しています。<BR> 

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機動警察パトレイバー 劇場版&nbsp;&nbsp;&nbsp;オリジナルビデオ作品として始まったシリーズから続く1989年公開の劇場版。近未来、汎用人型機械・レイバーが一般に使用されるようになったが、レイバーを利用した犯罪も相次ぎ、これを防ぐため警察もレイバーを導入。このパトレイバー小隊の活躍を描くのが本シリーズの基本設定。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;本作はコンピュータウイルスによるレイバーの暴走から事件は始まるものの、やがては「東京」という都市そのものに言及していくことになり、単なるロボットものの範囲を大きく逸脱。シリーズものではあるものの、その一編というよりまさしく押井守監督の作品といった方がふさわしく、その独自の演出が存分に堪能できる。(田中 元)
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