| 昭和歌謡大全集
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原作、村上龍。<BR>彼の原作の大体が失敗に終わることが多いと言われますが、<BR>この作品は原作者本人も何回も観るというお気に入りだそうです。<BR>特に安藤政信が殺されるシーンでは拍手ものだったとか。<P>私も2回程見ましたが、何回観ても飽きない映画だと思います。<BR>素直に笑えるし、観るたびに発見がある。<P>「殺し合い」といっても、そんな深刻に描いてるわけではなく、気軽に観れます。<BR>そして何よりも見終わった後に、何故かわからないけど、元気が出ます。<P>ということで、家に絶対置いておきたい作品です。<BR>でもやはり原作は後で読んだほうが楽しめるかも。<BR>星4つなのは原作を先に読んだから(笑)
昭和歌謡大全集
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| 定期的にカラオケパーティを開いている6人の少年グループ(松田龍平、安藤政信、池内博之など)と、全員ミドリという名前のおばさん6人(樋口可南子、岸本加代子、鈴木砂羽など)が、ちょっとしたいさかいからいつしか殺しあいへと発展。しかもその武器もどんどんエスカレートしていき……。<br> 村上龍の同名小説を『はつ恋』『命』などの俊英・篠原哲雄監督が映画化した近未来風ノンストップ・バイレンス映画。しかし、そのテイストは一貫してブラック・ユーモアにあふれたもので、またそれらのシーンをタイトルさながら『恋の季節』『また逢う日まで』などさまざまな歌謡曲が一見何の脈絡もなく(!?)彩り、一段と不可思議な映像空間へといざなう。殺し合えば殺し合うほどお互いのグループが生き生きとし始めていくという、病める現代日本に棲息する者たちの屈折したパワーの解放がすさまじくもおもしろい。(的田也寸志) |
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