ホテル・ハイビスカス ホテル・ハイビスカス
 
 
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ホテル・ハイビスカス :

主人公の美恵子ちゃん、むちゃくちゃ元気です。ちょっと昔にはどこにでもいた、おてんばで悪ガキ。悪態ばかりついていて、あんな子どもが近くにいたらイライラするような、でも、家族が大好きで、本当はとても純真な心を持っている…<BR>もう、都会には絶滅してしまった子どもらしい子どもです。きっと沖縄にはまだ、こんな子どもたちが残っているのでしょう。<P>作品は、中江監督おとくいのオムニバス風。気取ったところのない、ちょっと懐かしい雰囲気の漂う沖縄の日常生活が描かれています。なんとなく、話が始まってなんとかくエンディングを迎えるような感じ。それでも脇を固める出演者にはいつもながら、沖縄の大物歌手がたくさん登場しています。そのミュージシャンたちの見せ場が少ないのは残念ですが、肩の凝らないよい映画だと思います。

いわゆる観光的沖縄からは離れてしまいますが、沖縄の太陽を感じる作品です。とびきり明るい美恵子と美恵子を取り巻くとても明るくおおらかな人々に心癒されました。しかも沖縄の影の部分でもある、米軍基地についても本当に沖縄での日常の一コマとしてカラリと描かれています。<P> また、「お盆」の風景やまぶいぐみ(作品を見たらわかりますよ)の様子はちょっと普段は見ることのできない沖縄独特のものだといえましょう。劇場へは2歳の子と5歳の子を連れて見に行きましたが、周りの客層を見てもさまざまな年齢層の方がこの映画を観に来ているのが印象的でした。それぞれの年齢なりに楽しめる作品だと思います。<P> ただ、元気すぎる子供が苦手な方は、この作品を堪能するのは難しいかもしれません。

「ナビィ~」の中江監督作品、というだけでも見たくなる作品ですが、実際に映画館で見て更に好きになりました。<P>沖縄のありのままの姿や自然描写が圧巻で、沖縄にいるような錯覚に陥りました。また、何よりも、主人公の美恵子がイイ!東京では絶滅寸前の無邪気な野生児ぶりは観てる方をもスカッとさせる。美恵子、ミンタマー、ガッパイのトリオにはクスリとさせられます♪でも、それでいて、沖縄の悲しい過去をもそれとなく織り込ませていて、沖縄の目線で映画を撮り続けてきた中江監督ならではの手腕は「お見事!」の一言に尽きる。<P>映画雑誌では星二つの散々な評価が多く見受けられましたが、ありのままの沖縄を表現し、なおかつエンターテイメント性をも失っていない点では上等では。。。原作コミックが短編形式なので、これを一本の長編映画に仕上げるだけでも大変なこと。映画で「ホテル・ハイビスカス」にはまった人は原作コミックも読んでみて下さい。読み進めるうちに、沖縄に関する知識は一通り身に付いて、沖縄に対する見方が180度変わるはずです。

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ホテル・ハイビスカス&nbsp;&nbsp;&nbsp;沖縄でホテルを営む一家の娘、小学3年生の美恵子(蔵下穂波)は、元気いっぱいの女の子。にいにいは黒人とのハーフ、ねえねえは白人とのハーフと、家族構成もインターナショナル? そして美恵子は、森の精霊キジムナーを探すべく、冒険を続けていく。<br> &nbsp;『ナビイの恋』で知られる沖縄在住の中江裕司監督が、仲宗根みいこの同名コミックを原作に描くファンタジックな沖縄キッズムービー。元気印いっぱいで時にやかましいほど(!?)の少女の冒険の数々は、どこか懐かしくて切ない。またファンタジーの中に沖縄の基地問題や戦争の傷跡といった社会問題をそこはかとなく盛り込んでいるあたり、実に奥の深い仕上がりである。(的田也寸志)
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