収録されているtestament(遺言)を残しフリッパーズギターは解散しました。その解散の仕方があまりにも突然で、コンサートの中止等に関係者やファンに多大の迷惑をかけた事はプロとしての自覚が足りないと新聞で批判されたことでも有名です。<P> 彼らの「遺言」として見ると、そのサイケデリックで観念的な映像にもメッセージがあるように思えてきます。しかし、今や伝説の二人のミュージシャンがひとつのバンドに在籍したという証拠の方が、意味としては大きいのかもしれません。<P> 最後に二人が壁にもたれて立っているシーンで終わるのですが、当時の私は「これでフリッパーズも見納めか・・・。」と何度も何度も繰り返し見た記憶があります。<BR> 奇跡の歴史、証拠を是非とも見て頂きたいものです。
その決して長くない活動期間に、いずれ劣らぬ名盤3枚を残して解散したフリッパーズ・ギター。彼らは当時VHSとLDで3種類のビデオ・クリップ集を発表していますが、今回はそれらを1枚にまとめたDVDが発売されることになりました。<BR>全15曲が収録予定ですが、もともとは、<BR> 1~4曲目が1作目『それゆけフリッパーズ!!名画危機一発』<P> 5~12曲目が2作目『続・それゆけフリッパーズ!!オリジナル・クリップとCM集』<BR> 13~15曲目が3作目『フリッパーズ・ギターは二度死ぬ TESTAMENT』<BR>…に、それぞれ収録されていました。<P>内容は、当時『渋谷系』の旗手であった彼らのイメージ通りで、個人的には映画『欲望』を思わせる、カラフルな『カメラ!カメラ!カメラ!』が強く印象に残っています。当時のLDは今でも私の大切な宝物ですが、今回の再発を契機に、フリッパーズ・ギターの評価がさらに高まることを期待しています。
~まさに「もう一度出会えた」感じです。<BR>まだフリッパーズ・ギターに会ったことのない人には、ぜひこの機会に出会って欲しいと思います。<BR>初期の、なんか垢抜けない感じのクリップから、後期の映像的にも作り込まれた作品まで、フリッパーズ・ギターの「テイスト」が凝縮されています。<BR>~~<BR>CMでかかり続ける「恋とマシンガン」や「カメラ・カメラ・カメラ」といった、中盤の、一番フリッパーズらしい部分ももちろんオススメです。<BR>(お願いだから「ああ、マーチの曲だ」って言わないで・・)~