| 十八歳、海へ
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十八歳、海へ
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| 予備校に通う高校生・佳(森下愛子)と浪人生・敦夫(永島敏行)は、鎌倉の海岸で服に石をつめて沖に向かって歩くという度胸くらべをしていた同じ予備校生の英介(小林薫)を真似て、心中ごっこに興じる。遊びのつもりだった佳だが、やがて死と隣り合わせの瞬間に、この上ない悦びを感じるようになる。<br> 青春映画の旗手、藤田敏八監督が、70年代後半、最も輝いていたコンビ=森下愛子と永島敏行主演で中上建次の小説を映画化。その若さと生命力をもて遊ぶかのように心中ごっこを繰り返すふたりの男女に陰を背負う青年がからみ、その青年と佳の姉(島村佳江)が恋仲になるという展開だが、それぞれのキャラクターの考えや思惑が掴めないまま物語が進行してしまい、観賞後はもどかしさが募る作品。そんな中、佳に扮した森下愛子のコケティッシュな魅力がひときわ輝いており、そのグラマラスな肢体も眩しい限り。主題歌をゴダイゴが歌っている。(斉藤守彦) |
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