ギャングスター・ナンバー1 ギャングスター・ナンバー1
 
 
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ギャングスター・ナンバー1 :

エキセントリックでスタイリッシュでクール。<BR>でも薄っぺらじゃなくて、孤高の男の寂しさがよく描かれているね。<BR>もちろんマルコム・マクダウェルもいいけど、フレディ役のデヴィット・シューリスのたたずまいが冴えてます。<BR>カッコイイです。

舞台は60年代のロンドン。ギャングの世界に入った主人公が策を弄してトップに上り詰めそして金銭的成功を納めた末にふとわが身を振り返る。<BR>「俺の人生に何が残ったんだ?」と。<P>ニヒリズムの骨頂ともいえる愛情に対する嘲笑が、人生の幸せの帰結を暗示してる。ギャングの話なのだが、結局愛だとか家族の所に主題が持っていかれるのはすごい。監督の手腕だろう。<P>60年代の雰囲気がいい感じをかもし出しているが、凶暴さを出すための暴力シーンが結構サイコで痛いかも。「昔のやり方」でって、肉切り包丁を手にする場面があるのだが、ブレイブ・ハートの最後のほうの場面を思い出した。<BR>さすがイングランドだ。

とにかくかっこいいの一言。クールでスタイリッシュで、露骨な欲望が<BR>引き起こす暴力ですら、なんだか洒落者になるための一つの儀式かとさ<BR>え思えてくる。<P>特にポールベタニーのびしっとしたスーツ姿にうっとり。背高くて手足<BR>が長くて知的な雰囲気を漂わせながらも目つきが時々いっちゃってる。<P>長年のMYヒーローであったゲーリーオールドマンはついに脱落しちゃった。<P>しかしイギリスの性格俳優(この俗称どうにかなんないかな)の層の厚<BR>さはすごい!映画のスピード感・狂気の演出とその提出の仕方・シン<BR>プルな物語をすべて支えてる。しかも自分の役割をきちっと把握して<BR>て、ここぞという時に一気に放出させるエネルギーの猥雑で魅力的なこと!<P>再度ベタニー見るなら「デッドベイビーズ」。こっちの演技とキャラもまたすごいよ!

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ギャングスター・ナンバー1&nbsp;&nbsp;&nbsp;1960年代のイギリス、ロンドン。暗黒街の帝王フレディ(デヴィッド・シューリス)に仕えていたギャングスター(ポール・ベタニー)は彼を心酔していたが、ある日フレディの前にカレン(サフロン・バロウズ)という女が現れ、ふたりが愛し合うようになっていったことから、ギャングスターのフレディに対する感情はいつしか嫉妬、そして憎悪へと変貌していく……。<br> &nbsp;『アシッドハウス』で注目されたポール・マクギガン監督が、スタイリッシュな映像美と繊細なディテールを駆使して描くギャング映画。ドラマの前半は異色名優マルコム・マクダウェル扮する30年後の主人公の回想形式として進められていき、後半は過去を振り返り続ける現在の彼の狂気が主に描かれていく。全体的にキレているかのような危険なムード漂う画面世界の中、どこかイギリス映画ならではの渋みが醸し出されている佳作。(的田也寸志)
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