フジテレビ開局45年記念番組「白い巨塔」の10月~12月分のDVD化。当初、白い巨塔と言えば、田宮さんのイメージが強すぎて、他の役者さんではとても出来ないと思っていました。唐沢さんが田宮さんほどのはまり役かと言えば、言い切れませんが、逆に唐沢さんには多彩なキャラクターがあるから、白い巨塔もその一部だと思えるかもしれません。ドキュメンタリーで、このドラマは役者さんが誰もスタジオに台本を持ってこないそうです、全て暗記して収録に望む。また医療機器も全て本物、医療技術スタッフの本当の先生で真実を大切にされると全てが本物です。今回主は唐沢さんと江口さんの絡みですが、第1部では石坂浩二さんの演技が光っていました。また、伊武雅人さんや西田さんの個性も今のドラマとしてみせてくれると思います。<BR> 前回で里見役をしていた山本学さんが、今の白い巨塔をみて、ここまで今の役者は大きく演技をしないといけないのか?と言われていましたが、田宮さんの白い巨塔を超えるもの、異なるもの、現代のものをいう意気込みがそうさせているのだと思いたいと思います。<P> 賛否両論はあるものの、今のドラマでこれだけ見せてくれる、期待させてくれるドラマはなかなかないと言い切れます。アウシュビッツで新たな展開を予想させてくれ、医療ドラマというわくでは収まりきれない、ヒューマンドラマである白い巨塔。今旧作のVDVがはやっていますが、今後このドラマもそうなって欲しいと思わせてくれるドラマです。
このドラマは率直に…凄すぎる!<BR>フジテレビ開局45周年記念ドラマと言うだけあって、キャスティングも超豪華。<BR>主役・準主役を張れるような(今まで張ってきた)俳優が脇役に回り、<BR>それにもかかわらず、個々の特徴・キャラクターが浮かび上がっています。<P>やっぱりこのドラマの見所は人間関係でしょう。<P>浪速大学病院で教授の座を奪おうとする財前助教授(唐沢寿明)、その腕に嫉妬とする東教授(石坂浩二)、<BR>自分が信じた信念を貫こうとする里見助教授(江口洋介)、そしてその周りを取り囲む人間模様…。<BR>全くと言っていいほど明るいシーンはありませんが、<BR>あまりにもドロドロした人間関係に惹き付けられ、次回が気になるドラマ。<P>演技力、荘厳なBGM、脚本・ストーリー・演出、<BR>どれをとっても超一級品だと思います。<BR>絶対、見る価値あります!
江口洋介・唐沢寿明を主役に、豪華なキャスティング。内容は大学病院の医師達の話。特に人間関係と権力と医療過誤訴訟がテーマになっている感じがした。財前医師と里見医師がいる。同期の医師なのだが、財前は権力・金・名誉を欲しがる人間。里見は現場の患者を大切にしたり研究の成果で多くの人を助けたいと思っている人間です。どちらともに言える共通点は優秀な医師だということです。この二人をベースに話が進んでいきます。医師という閉鎖的な世界を身近に感じれる一作だと思います。是非見てください。