断言します。これこそが宮崎・高畑コンビの最高傑作です。そればかりか日本のドキュメンタリー映画の中でも屈指の面白さです。宮崎駿の一連のアニメ作品は私達をこの映画に導くための「トロイの木馬」ではなかったか、とさえ思えてきます。ほとんどのジブリアニメファンたちがこの作品の存在を知らないので長年残念でした。これほど商品化を待ったDVDはありません。他のアニメ作品と比較して値段も良心的。家庭で、学校で、特に国土交通省&農林水産省で、この映画を見る人が少しでも増えてくれれば…。この国はもっと美しくなります。あらためて、広松伝氏の御冥福を祈ります。
子どもの頃遊んだ故郷・柳川の堀。丁度、私が生れた頃に、こんな<BR>物語があったとは知りませんでした。100回以上にのぼる住民懇談会で<BR>「堀で泳ぎよった」、「堀干しの時分には、でっかか鮒のとれよった」と<BR>いった地域住民の胸にあった思い出を引き出した市職員だった広松伝さん。<P> いまでこそ良く見られる住民参加のワークショップや行政・企業・住民の協働による<BR>グラウンドワークトラストの原型です。<BR> だれの胸にもある地域への愛着を呼び起こすことで、地域の心が動き、<BR>その結果として地域環境が改善されていく様を見ることができます。<BR>