最終2話についてはいろいろと逸話があるようだが、このエンディングは悪くないと私は思う。もちろんロボットはどっかに行ってしまっているけれど、当初ラブコメ調ロリコンオタク的SFロボットアニメで始まった本作が、中盤以降自己破壊的且つ内省的になっていったその果てにたどり着いた自然なエンディングのように思うからだ。結局このアニメの主人公は各人物の心の中そのものなのだから。
テレビでの終局が描かれたこの巻。<BR>賛否の分かれる話ですが、やはり画のクリアさはさすがと言ったところでしょう。<P>この巻に入っている音声特典も見逃せません。<BR>5.1Chの音質で盛り込まれた、Komm,susser Todを始めとする全22曲のBGM集が、あなたを待っています。
このDVDには、TV放映の最終2話が収録されています。最終2話は、ストーリよりテーマを前面にだし、なおかつ斬新な演出になっていますが、ストーリに沿った最終を期待するのなら、これは買わずにリテークされた劇場版(11月下旬販売)を買うことをお勧めします。<P>TV版の最終2話は、映像よりも言葉中心でストレートにテーマを伝える(考えさせる)演出がされているので、一緒に見た子供(小6)には難解で、退屈でした。心理学に興味や理解がある人、いろいろな演出方法を知りたい等興味がある人には、お勧めかもしれません。<P>また、BGMの音声特典が収録されていますが、あくまでも「音声」特典です。画面に曲名が出るだけで、シーン映像はありません。このBGMは、TV放映版や劇場版で使用されたオリジナル楽曲素材を、5.1Chサラウンドにミックス・ダウンしたもので、庵野監督がセレクトした22曲が収録されています。なかには、サントラCDでも聞いたことが無いと思う曲もあり、サントラコレクタや5.1Chサラウンドで曲を楽しみたい人にはうれしい特典でしょう。