ルパン三世 ルパン vs 複製人間 ルパン三世 ルパン vs 複製人間
 
 
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ルパン三世 ルパン vs 複製人間 :

最初の劇場版であるこの作品、何と言っても最初から最後まで途切れる事のない緊張感がいい。<BR>最初から銭型の目がイッているし、自身をコピーしつづけ永遠に近い時間を渡り歩いてきたマモーも不思議で不気味なキャラだ。見る者は常に落ち着かない気分にさせられる。<BR>正直、当時のTV放映に引きずられずもっと硬質でもよかった位だ。<P>そして、最後の最後で流れる「ルパン音頭」によって初めて開放されるカタルシス(?苦笑)。<BR>完成度はカリオストロの城には及ばないかもしれないが、それとは違うシビれた魅力があると思う。<P>個人的にとても好きなシーンがある。<BR>最後に単身乗り込んでいくルパンと、必死に止めようとする次元。<P>その微妙なやり取りと痺れるセリフ、最近はあまりこういうのにお目にかかれない。<P>盗まれた?何を?<BR>クローン技術が完全な不死をもたらさなかったと分かった時、何故マモーは1万年の収集を無にし、不二子を必要としたのか。<P>私は、色々な混乱を生みながらも、最終的にクローン技術が体外受精と同じように1つの生殖技術として定着していくと思っています。<BR>人間の死生観が常に流動するのは仕方ないとして、自分はこの映画を初めて見た時の気分を忘れないようにしたいと思います。

昨今はルパンといえば「カリ城」、というのがお約束になってしまった感があります。DVD化でも遅れをとってしまいましたが、ワタシにとってのベスト・ルパンはこっちです(断言)。<P> 当時、TVの新ルパンが好調で、ついに映画化と相成ったわけですが、スタッフは「旧ルパン」のメンバーが総結集。つまり「旧」のハードボイルドタッチと、世界を股にかける「新」のスケールがブレンドされて、一粒で二度美味しい。<P> それに峰不二子!レザースーツに身を包み、颯爽とハーレーにまたがる姿のかっこいい&セクシーなこと。映画ということもあってか、サービスシーン(ハダカ)も多いですが、単なるお色気キャラには終わらず、これまたハードボイルドなルパンと、「大人の恋(駆け引き)」を演じて見せてくれます。「カリ城」以降のルパンには、残念ながらこういう「艶」(あるいは不二子の妖しいまでの色気)が薄れてしまったのが残念なところ。<BR> 敵役のマモーも存在感バツグン。クローン、そして、世界を破滅に導くカルト的な狂気は、現在にもつながる重いテーマ。20年以上も前にこれを取り上げたスタッフには、ただただ脱帽です。<P> 心配していたフィルムの損傷もきれいにリマスターされ、文句なしのできばえです。未見の方はもちろん、以前観た方も是非もう一度。新たな発見がきっとあるはず。<BR> そう、これは「大人の目」で観る、「大人のルパン」です。<P> そうそう、マモーの最期のシーン。<BR> あれ、「2001年宇宙の旅」と「ウルトラQ(バルンガ)」のパロディだとか。<P> 他にも数多くの映画のパロディシーンがあるんですが、未だに全部把握し切れてません(^^;)。その辺の解説が欲しかったかも。

本編については今さら言う事もないでしょう。ここでは今回、初めて商品化されたと思われる特典映像について。<P>・海外版予告編…映像は日本版の予告編と同じ。音声も、セリフの部分の吹き替え以外は基本的に同じだが、ルパン以外のレギュラーが違う名前で紹介されているのが笑える。<P>・エンディング素材…エンディングの右下で流れている映像の元ネタ。編集が細かい。<BR>・TVスポット…明らかに本編とは違うチープな動画。これで「世界初のアニメビジョン」なんて宣伝されても…(苦笑)<P>・特報…これを作った時点ではまだ本編の制作がスタートしていなかったんでしょう。意外な素材が使われていますが…これを見たら、BOXが欲しくなるかもね(笑)

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