イン・ベッド・ウィズ・マドンナ イン・ベッド・ウィズ・マドンナ
 
 
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イン・ベッド・ウィズ・マドンナ :

マドンナって、つくづく天才だと思います。他の歌手がやらないことを、次々と先駆者的にやってきた。。。人を楽しませ、人をびっくりさせ、ときにはお上品な紳士・淑女を怒らせることにかけては、彼女の上を行く人はいないと思います。<P>「私は自分が最高の歌手でも、最高のダンサーでもないことを知っている」というセリフが出てきますが(英語で言ってたので、聞き違えてたらごめんなさい)」、この人は自分の限界を知っている頭のよい人だな、と思いました。<P>それにしても、彼女、下品だね。彼女のファンである僕でも、ちょっとそこまでやらなくても、って思うシーンが一杯。劇中の彼女自身の言葉によれば、それはhumanity(人間性、人間らしさ)を表現しているそうですが、そう考えれば、納得?

本作中、ツアーメンバーから「一番愛した男は?」との質問にマドンナはそう静かに、素直に、自然に、応えた。その時、彼女の顔からスターのペルソナが落ち、完全に心を開いた独りの「女の子」の顔だった。ものすごくリアルで切実で、僕は胸が痛かった。~トップに昇る意思を固めたタフな人間であるとともに、本作にはその孤独・メンバー間の亀裂修復のマネジメントの苦痛が実に自然に描かれてゆく。僕自身は彼女の特別なファンではないが、複雑な家族関係・スターとしての虚像・その狭間で「本当の自分」を保とうとする独りの女性のドキュメントとしてとても興味深く、--誰の人生でも単純ではないが--、虚像の頂点を目指す人間の至福と痛みに深く共感を覚えた。

純粋にミュージックビデオを楽しみたい方にはお薦めできません<BR>でも素顔のマドンナを見たい方にはお薦めかも<BR>でも個人的には「実」の部分よりも「虚」の方が好きだな

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イン・ベッド・ウィズ・マドンナ&nbsp;&nbsp;&nbsp;1990年のマドンナのワールド・ツアーを追う設定だが、どこまでが真実で、どこまでが作り物か判然としない、異色のドキュメンタリー。本作撮影のためだけに行われたようなライブ映像も挿入され、ツアーのスタッフやバックダンサーにもスポットが当てられる。アル・パチーノ、ウォーレン・ベイティはじめ豪華な面々が顔を見せているが、なかでも大スターになる前のアントニオ・バンデラスにマドンナが言い寄り、体よく断られるエピソードが傑作!<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;日本への悪口や、楽屋での奔放な行動、さらにバチカンでの宗教的発言、カナダでの猥褻事件など、あえてスターのイメージに泥を塗るような行為も映像に残したマドンナ。確かに80年代のカリスマ的人気が影を潜め始めた時代のことなので、自らをより危険な存在として示すことで話題を再燃させようという戦略?と勘ぐりたくもなる。いずれにしろ、エンターテインメント史に名を残すアーティストの個性が、画面全体から匂い立ってくる貴重な作品である。(斉藤博昭)
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