壬生義士伝 壬生義士伝
 
 
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壬生義士伝 :

いわゆる「時代劇」はよく見ますが、中井貴一といえば梟の城の「葛籠重蔵」や大河・武蔵の「柳生宗則」などいわば「クール」な役が多かったのに、この吉村は人間くさく、熱い!他の方のレビューを引用させてもらうと、私も号泣を禁じ得なかった。そして堺雅人の沖田も新鮮だった。世間一般の通説(?)と違って「沖田総司って本当はちょっと嫌なヤツだったのでは?」なんて思わせる堺の演技は新鮮だった。

どうしても渡辺謙さんの長編と比べられてしまうが、2時間少しの時間でこの内容ならば十分でしょう。ドラマ版ほど共演者も豪華ではなく、土方や近藤、永倉、谷その他有名義士達を演じている役者さんも「見たことある人だ!」くらいの役者さんが多い。それでも一人一人が素晴らしいんです。個人的には渡辺謙さんの方が長い分、丁寧できめが細かく分かりやすいし、おもしろいとは思うんだけど、吉村役は中井貴一さんの方がマッチしているような気がする。東北出身の武士としての人間らしさや田舎くささ、穏やかなしゃべり方、やっぱり上手です。渡辺謙さんはカッコよさを売りに中井貴一さんは優しさ、純朴さを大切にしている感じ。2つの作品を比べて見れば共に遜色の無い素晴らしい出来だと思います。最後の官軍に突っ込んでいくシーンは中井さんの方がカッコよかったかな。後、沖田役の堺さん。いい味出しているし、写真屋の木下ほうかもまたいい感じ。ただ、新撰組の制服が黒色に赤模様で少し違和感がありました。やっぱり青地に白ですよね。。。新撰組は。

学校を抜け出し、某映画館で一人で見ました。隣の席に知らないおじいちゃんが居たけどハンカチ握り締めて見ました。渡辺謙さんのは見ていないのですが、とてもよかった。<BR>中谷美紀がなんか現代っ子のような感じでしたが、斉藤一の人間性というか、なんだか可愛い女の子を演じていて、まーいっかという感じです。<P>彼女の存在は、斉藤の捨て鉢な生き方の中での矛盾といいますか、彼が吉村を嫌いなわけはそこなのでしょうね。家族のために武士としてのプライドも何もすべて捨てて人を切り続ける。でんぐり返っても斉藤にはそんな芸当は出来ないけれど、中谷さん(役名忘れました)のことを大事に思っている・・・。<P>そんな矛盾も、斉藤にとっては弱点にしかすぎない。だから正直に、家族のために守銭奴となった吉村が嫌いなのでしょう。<BR>その吉村の行動のなかに、本当に誇り高い武士を見た時に、斉藤の中で何かが変わって行くのです・・・。<BR>横を見たら、おじいちゃんも泣いていました。

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壬生義士伝&nbsp;&nbsp;&nbsp;浅田次郎の同名小説をもとに『陰陽師』の滝田洋二郎監督が失われつつある日本の美を涙の潤いとともに描く大型時代劇。舞台は幕末の京都、東北出身の浪人、吉村貫一郎(中井貴一)が新選組に入隊してきた。剣の腕は一流ながら、何かと金に執着し、命を惜しむこの奇妙な男に、同志の斎藤一(佐藤浩市)は憎しみと興味を抱く。吉村は故郷の家族を養うため脱藩し、仕送りを送っていたのだ。しかし、やがて倒幕軍が優勢となり、新選組はジワジワと追い詰められていき…。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;殺陣のダイナミズムもさながら、本作の主眼はやはり情感の発露。倒幕軍に独り突入していく吉村の勇姿、その後本当のクライマックスが待ち受けているが、中井の名演も相まって、観る者を途切れることのない涙で支配する。乾き切った現代に向けて見事なメッセージを放ち得た傑作。久石譲の音楽が、師匠格たる佐藤勝のタッチを踏襲しようと腐心しているのもいい。(的田也寸志)
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