岸辺のふたり 岸辺のふたり
 
 
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岸辺のふたり :

以前、TVで偶然見て、たった8分、こんなシンプルなラインの絵のアニメで人をこんなに感動させることができるのか!とびっくりしました。もう、終わるコロには涙ぼろぼろでした。音楽もキレイで、絵ととても合っています。8分で\1800、買って損はないと思います。

この作品、船へ船でなく、自転車は自転車ではない。道は道でなく、ただあるのは時の流れと互いの魂だけ。全編が詩であり、イメージであることを理解して欲しい。先日、某評論家が「お父さんは舟でどこへ行った?」と語っていたのでがっかりした。

CDでいえばミニシングル並みの短い収録時間。後の名作アニメ集なんてタイトルで複数の作品と共にカップリング収録されるDVDが出るんじゃ??なんて思ってはいけない。この8分の素晴らしさは決して他の作品と一緒に入ってはならないのだ。それは、最高級松坂牛をチャーハンに入れて食べるようなものだ。小さくても味わいは最高。単品で味わうべき作品なのである。でも、監督インタビューやその他の映像特典くらいは欲しかったよね。サイズは640MBほどでCD容量でも足りるDVDなのはちょっと残念かな。

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岸辺のふたり&nbsp;&nbsp;&nbsp;2001年アカデミー賞短編アニメーション賞受賞作。自転車に乗り、川岸に来た父と娘。父は娘を岸辺に置いて、船に乗って旅立ってしまう。娘は、それからの人生、父への思いを胸に何度も自転車で岸辺を訪れる。オランダのマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が、たった8分の作品に、娘の人生を凝縮していく。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;人物の表情も見えない遠景のシンプルなタッチ。セピアがかったモノクロを基調にした、水彩の絵本のような画風は、デジタルセルアニメーション制作システム「ANIMO」で再現された。もの悲しさと希望が同居した名曲「ドナウ川のさざ波」が、恐れ入るほど映像にピタリとはまる。人物の微妙な姿勢、合間に挟まれる空や鳥など、繊細な表現で感動させながら、訪れる結末は、あまりに崇高で、ストレートに心をわしづかみ! 少なくとも10回は観ても飽きないはずで、なにも後に残らない90分の映画を観るより、結局は濃密な時間を与える。「8分の短編のためにDVDなんて…」という固定観念は、本作に不要だ。(斉藤博昭)
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