各キャラクターの存在が絡まり合って一つの大きな模様を描き出していたテレビ版をタペストリーとするなら、映画は綾人と遙のストーリーに絞り込んだ刺繍とでも言うべきだろう。テレビ版の群像ドラマ的な醍醐味や、謎解きの楽しさはなくなってしまったが、その分現代版"Dandelion Girl"としてのストーリーが見えやすくなっていると思う。<P>ラストシーンは目を皿のようにして画面の隅々まで見ること（笑）。
綾人と遙の関係を主軸に描くＳＦラブ・ストーリー。<BR>一本の独立した作品となってますのでＴＶ版ラーゼフォンを<BR>知らない人にもオススメ。<BR>下記は初回限定版の内容（予定）です。<P>【音声】<BR>５.１chサラウンド<BR>【封入特典】<BR>８Ｐライナーノーツ<BR>【限定版特典】<BR>・出渕裕描き下ろしBOX<BR>・劇場パンフレット完全調律ヴァージョン<P>《縮刷版/４８Ｐ/劇場で販売されたパンフレットにイラストコレクション＆インタビュー等を追加し再編集/<BR>押井守×出渕裕の対談収録）》<BR>・特典ディスク<BR>《約６０分/劇場版特報、劇場版予告、スポット集、フジテレビ721にて放送されたスペシャルインタビュー、<BR>メディアファクトリーアニメスプリングフェスタトークショウ（3月23日）、<P>初日舞台挨拶（4月19日）、!シネ・リーブル池袋トークショウ（4月26日）》
制作者サイドは、ＴＶ版を観てなくても大丈夫といってましたが、<BR>やはり予め観ておくことをオススメします。<P>１４歳の遙が登場しますが、ハッキリ言って“萌え”ます。<BR>冒頭の場面をＴＶ版でもやっていたら、オタクな人たちの喰いつきも、<BR>（あらゆる意味で）随分と違ったものになったのではないでしょうか。<P>恵・久遠萌えの人は満足できないでしょうが、<BR>浩子・麻弥萌えの人は買って損なし。<BR>特に麻弥は“影の主役”といって過言ではなく、<BR>演じた橋本一子さんは、音楽共ども“イイ仕事”しています。<BR>じっくりと耳を傾けて作品内容を反芻してください。<P>実際、劇場では曲の途中!で席を立った人は殆ど居ませんでした。
