正直このSP版は全然楽しめませんでした。まず、あの音を観客がメインで聞きに来ているという設定に無理があると思います(原作の段階で無理がある)。人がライブに足を運ぶ際に何を聞きたいかというとやはり音楽を聴きたいはずで、数秒の効果音だけのために苦悩するバンドの姿というのはかなり滑稽でした。音楽を中心とする物語では、その「音楽(音)のすばらしさ」というものをストーリーの推進力として使う場合、その「すばらしさ」を物語をみる受け手にうまく伝わらないとストーリーとして破綻してしまいます。冒頭のシーンで、「あの音」>「雷図の演奏」とこの話ではならないといけないのに、僕個人としては「あの音」<「雷図の演奏」という印象を抱いてしまいました。そのせいで話の核となる事件の部分がどうも納得いかず、他のギャグの部分も楽しめなかったと思います。(木更津の7話では本物や良いもののパクリを使うことでうまくできていたのですが)とまあ、あの女の子も何で出てきたのかわからないし、ラーメン対決とかもちょっとふざけすぎかなあと感じております。ドラマの最終回で感動して、期待してしてみると肩透かしを食らうかもしれません。でもドラマ版を全部見た人は見ないわけにはいかないんですけどね。
テレビ放映時には、時間の関係もあり<BR>カットされたシーンが復活し、より楽しめるようになった。<P>冒頭の池袋西口公園のジャンプショットから<BR>1話から見ていた人には笑えるネタもあるし<BR>放映時には、しり切れとんぼ気味になっていた<BR>CM前のギャク&エピソードも、次の場面への展開が<BR>自然になり2時間半ちかくを一気に見られる。<P>ライブのシーンも長くなり、両バンドのファンも<BR>しっかり楽しめるだろう。<P>ゲスト的だった、窪塚&坂口&加藤の登場シーンも<BR>ほんの少しだが長くなり、ファンには嬉しい。<P>メイキングは妙に真面目な顔をして<BR>おかしい事を言う堤氏や、長瀬が面白い。<BR>皆、この作品を面白く真面目に大切に想っている感じが<BR>よく出ている。<P>ただ妙に大人を意識し始めた主人公!に<BR>淋しさも思えてきたが、これは<BR>キャラクターの成長なのだろう。
待ちに待ったIWGPのスペシャル版。<BR>映像・脚本はやっぱり最高!に面白い!!!<BR>俳優陣もハマリ役!<BR>TVシリーズを見てなくても(見た方がいいけど)一応<BR>わかるストーリー展開。<BR>石田衣良の小説の方から入った人は、マコトにちょっとギャップ<BR>を受けるかもしれないけど、TV的にはこっちの方が面白いと<BR>思えて納得いくはず。<P>ゲストにクレージーケンバンドや岡本健一、ライズも加わり<BR>TVシリーズとはまた違った感じになってると思います。<BR>私としてはTVシリーズのほうが好きです。