封鎖するのがいかに大変で、すごいことなのかということを教えるためだけの映画、という印象を受けた。もちろん、踊る大捜査線としての魅力を失ってしまったわけではないし、TVでのレギュラー放送のみならず、スペシャル版までじっくり見たファンならばわかるあの人この人が出演していること、(例を挙げればSWATの面々)それらを効果的に使っていること、このへんは評価するべき対象となる、が、湾岸署の「カタキ」役として登場する真矢みきの演技力、セリフまわし、滑舌があまりに微妙なので、見ててイライラすることもあるかもしれない。これを急いで買うなら踊る大捜査線のスペシャルなどをそろえたほうが満足できると思う。
この画面からあふれ出るパワーは、何なんだろう。見る前のワクワク感。見ている時のドキドキ感。見終わった後の充実感。老若男女を虜にした一大エンターテイメント。もはやテレビの枠を打ち破り、映画として確立し、名実ともに邦画実写作品の№1になろうとしている。<P>200あるといわえるリンクは、ファンでないとキツイかもしれないが、ファンにとってはたまらない。中でも前作の「天国と地獄」に続き、ある往年の邦画サスペンスの名作(松竹作品!!)へのオマージュなどは理解できる人には至福の喜びとなろう。<P>事件と犯人が小物なのと、さすがに詰め込みすぎな所が難だが、緊迫感と笑い、涙の絶妙なバランスで2時間18分の長尺を全く飽きさせない。<P>脇を固める深津絵里、水野美紀、ユースケ・サンタマリア等のレギュラー陣は今や売れっ子で考えてみれば贅沢な顔ぶれである。ここまでヒットしたからにはパート3もやらない訳にはいかんでしょう。
降参。この映画凄いですよ。へたな理屈はねのけちゃって、何だか国民に何かを訴えてる’パワー’をギシギシ感じます。<BR>多分、実写日本記録をクリアするであろうこの作品のレビューに参加できる<BR>事に、感深いものが有ります。