去年、来日コンサートを2度、見ることができましたが、その直前のライブ<BR>の感動を改めて感じることができました。2度とも、ザ・バンドの「ベッシー・スミス」で何故か泣けてしょうがなかったこと、2度目は、ラストをテネシーワルツをやめて、ザ・バンドの曲を歌ってくれたこと、懐かしく思いだしています。このDVDを買って本当によかった。
ちょっとはにかんだノラ・ジョーンズがかわいい。ほとんどしゃべらないんですけどね。でももちろんご存知のとおり歌は本物。<P>和気あいあいとした雰囲気のライブで、適度なテンションなので、BGVとして流しておいても気持ちいい。映像も、黒がしっかり沈んで穏やかなコントラスト。ライブの雰囲気を上手く伝えている。<P>彼女の歌や、バックスについては、グラミー賞受賞後の今更言うまでもないでしょう。<BR>日本版だとそれなりのお値段ですが、輸入盤ならCD感覚で購入できますし、これは買いです。
大傑作「Come away with me」を買った勢いで「買わない」方がいい。パフォーマンスは確かによいのだが、ノラのパーソナリティがみてとれるような部分が何度観てもありません。要するにCDで聴いたイメージと何にも変わらず。カメラワークも何の工夫もなくただ映しているだけ。ノラのビジュアルがどうのということではなく、ただ撮りましたというイメージでハッキリ言うと野暮ったいです。ノラの映像ポテンシャルは絶対こんなものではないはず。卑近な例で恐縮ですがMTV UNPLUGGEDみたく演出されたノラ(カヴァーなんかもあったりの)を是非観てみたいです。<P>そういうのが出るまではCDを聴いているほうがよい。