ルーシーが刺される。カーターも刺される。<BR>死ぬ者、生き残る者。<BR>そういえば、日本でも患者に撃たれたり、刺されたり、焼かれたりした医療従事者はいる。<BR>さまざまな思い。苦しみを抱える。<P>しかし、このシーンの放映を中止した放送局の判断は正しかったのか。精神障害者と共に生きる社会を目指すのなら、ちゃんと放映すべきではなかったか。<P>生き残ったカーターが、ルーシーの母親から「痛かったですか?」と聞かれて「痛みは感じませんでした」と『嘘』をつき、落ち込んでしまうシーンがつらい。<BR>この後のシリーズで、カーターと刺した患者とが出会うのだが、そのときの動揺する姿もつらかった。それほど、この話はこのドラマで重要な意味を持っている。<BR>ぜひ、見ておこう。
パッケージはコンパクトな簡易版。DVDには、1枚目に両面11-14話、2枚目に両面15-18話、3枚目に両面19-22話が収録されている。タイトルは順に、ドミノハート、医学生アビー、だれよりも君を愛す、悲報、耐えてこそ、安らかな最期を、命の選択、天国への通知、一番短かった1年、ほつれたロープ、決意の日、危機。日本語吹き替えの声優はテレビと同じだ。<P> 特に、ルーシーとカーターの話(第14話)、マークとその父親の話(第20話)は涙なくしては見ることができない。このパッケージを見る前に、ぜひER6の第1話から見ておいてほしい。<P> 実は、ER6はNHKの総合テレビで放送されていたが、このパッケージの第13-14話の2話については放送されておらず幻の2話となっ!ている。その意味でも貴重なパッケージだ。平成14年7月19日(金)と26日(金)に予定されていたこの2話の放送は、直前になって中止され、急遽第15話からに差し替えられた。トバされた2話の内容は「医学生ルーシー・ナイトと医師ジョン・カーターが患者にナイフで刺され・・・」との内容だ。
期待通りのストーリ展開。<BR>いつにもまして面白い。<BR>ファンならずとも、皆に勧めたい一品です。