攻殻機動隊TVシリーズ第三段。第五話、第六話を収録。<BR>前巻収録の第四話後半に「笑い男」により行われた警視総監暗殺予告に続くエピソード。展開がすごい。とてもアニメのTVシリーズとは思えないシリアスなストーリーにぞくぞくする。<BR>特に第六話に登場する事件の模倣犯が同時に次々と発生する時代という発想は、従来のアニメにはない社会派的テーマだ。<P>第5話に判明する容疑者の人格が複数の人格を重ね合わせて作られたといった設定や、9課メンバーがあたるリアル/サイバーな捜査の描写。次々と暗殺者が襲ってくるスピード感ある襲撃シーンの一方で、ラストの燃えるような赤い夕日の中での荒巻課長と素子の会話シーンの描写など、演出もすばらしい。2話とも見所いっぱい。
これが攻殻の姿といっても過言ではない巻です。「電脳ウイルス」など攻殻ならではのものと、なんて言ったってアクション。警視総監に言い放った言葉が草薙ならではのもので、さすが「少佐」、是非見てください。笑い男の模倣者がメインになるのですが。その先は・・・・(ネタばれになるので書きませんね)深まる謎。公安9課もこの事件に今後も関与していくというわけで、再び「笑い男」が出てくるかもしれませんね。そして攻殻に詳しい人ならば分かると思いますが、この「笑い男」は「人形使い」に相当するメイン級のキャストであると思われます。この巻はおもしろいです、是非見てください。2巻買ってない人は同時購入ですね。
2巻の続きで「笑い男事件」が一応解決します。刑事ものドラマのようなシーンが多くあるし、深いストーリーなので繰り返し見るたびに新しい発見があって面白い作品です。