確かに、高橋幸宏プロデュース、音声解説つきというのは評価したいが、独立したビデオ作品のよいトコ取りに過ぎないと言ったら、それっきり。今まで映像化されていなかった、CMを収録することによって、話題を持たせようとするのも分かるが、このような発売の仕方をするのだったら、それぞれ独立して発売された作品を、そのままリイシューして欲しい物だ。星3つにしたのは、YMOビギナーの映像入門には適しているであろうという判断からであり、マニアにとっては、とても嫌らしい商法にしか思えないだろう。内容のほうだが、有名な「君に胸キュン。」のビデオクリップや、海外公演の様子など、YMOの魅力溢れる映像が満載。僕としては、"GIGA CLIPS"と並んで、ビギナー用ビデオとして勧めたい作品になっている。
このDVDに納められている映像の殆どは、既出のものだがこのように<BR>時代毎に「私たちの目にとまったはずの」映像を繋げてもらうと<BR>当時の歴史が蘇ってくる。<BR>特に、現在のようにビデオやDVD等が一般に普及していなかった我々は<BR>テレビやラジオや雑誌の情報を貪っていたのだが、そのTVの映像が<BR>入っていることは懐かしさ100倍なのである。<P>79年頃のライブは、まだ実験的な滑稽さが残っているのだが、<BR>80年ツアーの映像を続けて見ると、そのドライブ感に驚かされる。<BR>後期YMOが手慣れた感じのライブをやっているのとは大違いで、<BR>全力疾走の1980年が伝わってくるのは大きな発見だった。
アルファ・レーベルの所業については、もう取り返しのつかない事だらけで何も言いたくない。まだカシオペアや吉田美奈子などの諸作もあり、原盤権をとにかく大事にしてくれとしかいいようがない。<BR> で、このヴィデオも、既に出たもののベスト・チョイス的なものである。フジカセットCMがついたのは拾い物だが、この小出しぶり、倉庫にはまだ何か隠し持っているに違いない!<BR> 今回の選曲も果たして良い物かと思う。グリーク・シアターは輝かしい1ページだからOKだが、80年武道館は、どういうこと??って感じの選曲。新宿コマも妙な選曲。間違いなく本人達とは関係ないところのチョイスだ。<BR> まずは、「GIGAクリップ」なんぞ出さず、「ハラー」なら「ハラー」、「武道館」なら「武道館」という感じ!ハッキリシッカリ出して欲しい。それと衛星中継は「TV YMO」の解説に「当時音声の調子が悪かった部分を収録」なんてあったけど、ワタシは当時見てもいない(笑)全編出しなさい!<BR> でも、これでYMOのDVDはおしまいかもしれないので、貴重な映像集ということで星4(笑)。これからYMOに入って行く人は、取り敢えず必見。<BR> (追伸)しかししかし、何とSONYMUSICへ移籍!天から光のビームが差し込んできたかのようだ!これで以後の作品リリースが期待できる。本DVDはその予告編ととらえるべきである。できれば「2000-20」ツァーやチャップリン・スタジオのライブ映像を期待したい。