ハイ・フィデリティ 特別版 ハイ・フィデリティ 特別版
 
 
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ハイ・フィデリティ 特別版 :

特典に監督のインタビューが納められている。ここで監督が語っている通り、映画のキャスティングがすばらしく、個性とユーモアの適材適所で非常に良い。とても良く作りこまれた人間関係とストーリーで、まったく無駄のない仕上がりだが、肩が凝るような複雑な構成も無く、非常に好感が持てる作りとなっている。Amazonのレビューの記事は、まるでB級作品のごとく扱っているが本作は好みにもよるが、良く出来た傑作でオススメ。

 人を愛するという大切なことを学びなさい

元来、オタクと呼ばれる人々は、色々な情報を身につけて、その情報を鎧のように使って、傷つきやすい自分自身を周到に守り隠していることが多い。ジョン・キューザック演じる主人公の主人公は音楽の情報というものに傷付きやすい自分を周到に守らせている。オタクの自己表現は、自分自身をストレートに表出させることではない。身にまとった情報という鎧を色や形で自己表現をするのである。だから、主人公の自己表現は、女の子に自分が編集した音楽テープだったりする。<P>自分が口をあけて、「好きだ」とか「愛している」と言うのには、すごくエネルギーがいることだし、痛みをともなうことも多い。だから、主人公は音楽ですべてを語る。自分の言葉を最小限にするために「ベスト5」にして図式化しようとする。<P>だから、最後に主人公がガールフレンド相手にプロポーズするシーンが印象深い。主人公ははじめて、オタクの鎧を脱ぎ捨てて、自分の顔をさらけだしてみる。そして受け入れられる。鎧の重さから初めて解放されるのだ。<P>現代人はオタクに限らず、皆どこかで何らかの鎧を着ている。重い鎧を着ている。その鎧をどうやって脱ぐかを、この映画はちょっとだけ教えてくれる。

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ハイ・フィデリティ 特別版&nbsp;&nbsp;&nbsp;中古レコード店を経営するロブは、同棲していた恋人のローラが突然出ていったことをきっかけに、これまでの失恋トップ5の女性たちを訪ね歩き、自分の何がいけなかったのかを問いただしていく。そんな中で、彼はさまざまな人々との出会いや会話の中からポジティヴな自分を発見していく…。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;音楽オタクの30代男が悪戦苦闘しながらも、人生に対して前向きに対処するまでを描く、ヒューマン・ラブ・コメディ。レコードの山に囲まれた主演ジョン・キューザックのオタクぶりがなかなか堂に入っているが、原題そのままのタイトルは「原音に忠実に再生された音」という意味で、いつしか彼はそういったレコード音の本質を反映する、真のオタクへと成長していくのだ。(的田也寸志)
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