とても心に残った。あずみの苦悩や決意、心の動きがとてもわかる。感情移入出来る。すばらしい作品!原作と競べられがちだが、これは「映画」だから。観た人に「何を残すか?」が大事。細かいディティールや演技がどうこうって全然気にならない。気付くけど(笑)でも映画って大衆娯楽なんだからさ。監督のそうゆう気持ちがひしひしと伝わってきて、とにかく観てて気持ち良い。テンポもいい。効果音もとてもイイし音楽の使い方も独特のセンスでカッコイイ。絵づくりにおいても、主人公の感情によって色のトーンを変えたりと、細かい部分をきちんと作っている。殺陣もとにかくかっこいい。特に上戸あやの「目」に注目。これが撮りたくてこの映画を作ったんではないかって思うくらい「目」がいいです。原作云々関係なし。これが映画っつ~もんです!
星、青空、海が、印象的に差し込まれていたが、私の心に残ったのは、鋼の剣が生み出す、空気の振動だった。<BR>山をやったことのある人だと理解出来ると思うが、あの濃密で、むせかえる空気が、様々な場面で、あずみの剣に「裁かれる」のだ。<P>コミックスのファンなので、ある意味、無条件に許してしまうところもたくさんあり、甘い視点で観賞したと自覚している。<P>この作品には、たくさんの可能性があり、200人斬りにしろ、ある意味、映画宣伝の煽りであり、正確には、あらゆる小道具、大道具を駆使しての「200人突破」と言えば、「200人斬りなんて、ありえない」と、食わず嫌いをされて、見逃してしまうかも知れない方には、少しでも観ていただけるだろうか。<P>ただ、やはり、編集の部分という!のは、鬼才監督をして「甘さ」が露呈している。<P>ネタばらしにならないギリギリで言えば、海のシーンをイメージ・シーンにして終わらないなら、あの、あずみが遊よくするシーンは、せっかくだが、全部切り、さらにカメラにフィルムをかけるなりして夕刻にでもし、「あの場面」へと戻り、時間経過をサクサクと表現して、ビッと終わった方が、絶対いい。<P>これは、私だけでなく、幾つか他の観客から漏れ聞こえた声も集約しての「あえて言えば」である。<BR>他に言えばキリはないが、それでも、これからの可能性を感じさせるに、大であったと思う。<BR>シリーズ化してくれれば、時代劇に、いい活気剤になると思う。<BR>上戸さんは大変だと思うが、また、「あずみ」で、是非「宮本武蔵」と闘ってください。
この映画はとても興奮させて面白かった<BR>なんといっても200人斬り!!迫力満点であった<BR>また脇を固める俳優もオダギリジョー、竹中直人、北村一輝など<P>そうそうたる面子であったし、あずみの仲間達も若手人気俳優たちが頑張ってくれた。映画を見た後にはすぐにでもDVDを買いたいと思ってしまったぐらい、興奮が続いた。ぜひとも続編を期待しDVDの発売を待ちたい!!