これが、DVDで出た意義は極めて大きいでしょう。<BR>放送禁止用語がかなりあるので、今後の再放送もありえないだろうとは確信していました。<P>今回のリリースにあたっては、それらの修正点無しですから、私は立派だと思います。当たり前の事ですが、差別だけを助長あるいは売り物にする作品は問題ですが、当時のように人間の生活を含めたストーリーの必然性も加味されている場合には、なんら発売元が怯える必要はありません。<P>荒くれどもの極めて人間臭いアニメドラマですが、一見の価値は大きい作品です。ぜひ、今のお子さん達にも見せてあげて下さい。子供はちゃんと理解してくれるはずですから・・・・。
冒頭で「この製品を権利者に無断で…」とお決まりの文面の後<BR>「…表現やせりふの一部に、今日では不適切と思われる個所が<BR>ありますが、作品の歴史的価値を重視し、オリジナルに忠実に<BR>収録させていただきました。ご了承ください。」<BR>謝るなって。偉いぞ!!<BR>いつぞやの再放送の時みたく「ピーッ」消しされてたら台無し<BR>だからね。この作品は。<P>これを待っていた!!
野球選手としての生命を断たれ、過疎地の教師兼野球部監督として招かれた堂島剛と、彼に反発する生徒=アパッチ達、対立する村人達を描いた骨太の展開を見せるスポ根野球アニメ。<P>原作が花登筐だけあって、アバシリ、ザイモク、モンキー、ハッパ、オケラ、ダイコンといった、殊更に貧しさと粗野さを強調されたキャラクター達が堂島と激突し、そして野球を通して人間性に目覚めていくさまは素直に感動できます。とはいえ「他国者は刺せ」「白昼のダイナマイト」「天狗岩の死闘」といったサブタイトルが示す通りに、従来の野球ものとは思えない無茶苦茶な描写も多くて、ツッコミどころも多いです(笑)。<BR>再放送が十数年以上も無く、再見できるかさえ危ぶまれていた作品だけに、今回のDVD化は千載一遇のチャンス。