この作品が日本史上初めての痛快、愉快な時代劇であり、現代の時代劇の原点にもなった作品だと思っています。そして、現在でも、この用心棒を越えるほどの作品は出現してはいない、といっていいほど物語の構成がちゃんとしていて、安心して楽しめます。買って損は絶対しないと断言できるほどの作品です。
終始小さな宿場が舞台になり、登場人物も少ない。しかしその登場人物一人一人の設定がしっかりできているので、それぞれ好みは別にしても魅力的に描かれている。剣の腕はたしかだが、そもそもケチでチンケな争いに大真面目で取り組むこたぁないと、あっちについたりこっちについたりフラフラとする主人公。争い事を扱った映画にありがちなやすっぽさ満点のヒューマニズムなんぞは感じられない。<P>それでいて誰でも楽しめる娯楽映画であることは間違いないから、やっぱり黒澤映画は素晴らしいということになる。
この映画の主役の三船敏郎の「どうせろくなもんじゃない」という<BR>自己規定も最高ですが,サブキャラも良いです。<BR>飯屋の東野英二郎なんかも味があるし。でも一番すきなのは,出入<BR>りの時逃げてしまった浪人の「先生」。<BR> 用心棒を「先生」と呼ぶのも良いです。個人的に,予備校講師を<BR>してますが,予備校の先生って,用心棒の「先生」みたいで,親近<P>感が沸きますね。<P> <BR>