人気小説の映像化は難しいです。どんなに忠実に再現しても、ファンの皆が納得いく作品を作るのは不可能だと思います。でもこのアニメは、原作に忠実ではなく、アニメ独自のストーリー展開をしています。そして細部には原作を読んだ人にだけ分かる台詞やしぐさもあり、それを発見するのも楽しいです。原作とアニメ、2度楽しめるのです。同梱の冊子も各章の見所などが書いてあり、より深く映像の十二国世界が楽しめます。<P>ただDVDは各章それぞれオープニングとエンディングが入っていて、TV放送そのままだったのが残念でしたので、星を4つにしましたが、内容はお薦めです!
アニメ『十二国記』の第二巻は陽子が海客として十二国へ行く話しである。<BR>原作とは違い、オリジナル要素が多分に含まれるこのアニメでの杉本というキャラクターにも目を向けてもらいたい。<BR>個人的に彼女に共感は出来ないけれど、それでも彼女の考えている世界からの脱出は誰もが認めたくない、しかし持ちえる感情であると思っている。少し怖いですが;;<P>陽子の戸惑い、また友情とは何なのかなどまだまだ弱い陽子がこれからどんな成長を遂げるのかを考えさせられる四巻であると思う。<BR>ただ「女=弱い存在」で在り続ける陽子よりも女でも強い存在である陽子への変貌、成長が楽しみです。<BR>星四つなのは次回への期待を込めて、です(本当は五つです)。
十二国記は本当に面白いんです。<BR>小野先生は力があって、動きがある。そんな文章をかかれるんです。<BR>この世界の中には小野先生の世界観がありありと描かれ、そして個々のキャラクターが生きずいているんです。<BR>それぞれの思いがあって、時に絡まり時に壊れてしまう。それは私達が生きていくうえで得る思いと全く同じで、感情移入してしまうほど。<P>アニメ・・・と聞くとどうかと思ってしまいがちだったんですが、原作とはまた少し違った世界観でキャラクターが動くというのは可愛いと思ってしまいます。そして曲。これがなんと言っても私のお気に入りです。十二国記の魅力を十二分に出していて、これだけでも聞く価値ありです。<BR>文章を読むのは苦手だという方でも、アニメなら大丈夫かもしれません。<P>そして、その次は原作にトライですっ!!