劇場版と言うことですが、あえてテレビシリーズのテイストそのままに<BR>したという一編。笑えますし楽しめます。細かな芸が冴えてます。<BR>トリック2の頃から撮影していたのでシリーズの空気もそのままです。<BR>ラストの方で 上田と山田の微妙な関係に思わず ホォーッとさせられます。<BR>そして矢部刑事の熱演 凄いです。一見の価値あり。<P>DVDなら きっと特典の映像などもつくでしょうから 期待大です。
映画だからって,あの大画面にふさわしいスケールの大きさになるってわけじゃなくって,テレビでやっていたのをより濃ゆーくしたのが映画だと思ってほしいです。ちなみに,田舎の劇場では20代の若者たちは,コテコテの親父ギャグについて行けなくて,30代のオヤヂ(わたしと連れ)ばかり笑っておりました。山田と対決する3人の神様候補の畳み込むようなうさんくささと,村の青年会のお粗末さには30代はきっと笑えます。えー,保証しますとも。<BR> それから,最後においしいところ持って行くのは,野際さん演じる里美さんです。やっぱり。<BR> 最後に,マニアには,矢部刑事のマル秘映像は必見です。あの映し方がまたそそりますわ。<BR>
山田奈緒子(仲間由紀恵)は奇術師。ある日、糸節村という小さな村の青年団団長神崎(山下真司)と副団長南川(芳本美代子)に神を演じて欲しいと頼まれた。その村には300年に一度大きな災いがおとずれ、その時神が現れて村を救ってくれるという言い伝えがあった。戸惑いながらも、奈緒子は手品を使い奇跡を起こす神になることを引き請けた。糸節村に向かった奈緒子に待っていたのは神と名のる3人の男との対決だった。<P> 本編の数々のトリックはさして驚嘆すべきところはないが、奈緒子と上田(阿部寛)の息の合ったやりとり(コンビ芸)は絶妙。特に奈緒子のツッコミのタイミングとテンションは痛快。喜劇としては素直に楽しめる。