青い春 青い春
 
 
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青い春 :

痛い映画だった。精神的にも映像的にもそうとう痛い。攻撃的なのに切なくロマンティック。音楽に例えるならニルヴァーナといった感じ。<P>高校生、特に3年生というのは将来のことや何だかんだとちょっと本気で考えなければならなくなる難しい時期。でも、学校生活というのはなんとなく平和で退屈でもあり、漠然とした不安と倦怠感というモノが常に内包されている。<P>つまらない日常に飽き飽きして色々やってみて面白がっていても、本当は何も面白い事なんて無いとみんな分かっている。分からない振りをして楽しむのはルールなのに、九條はそのルールを無視する。<BR>九條はクールというより冷めている。熱くなるのは面倒だから。でも、カリスマ性があって、何故か目立ってしまう。そんな役に松田龍平の無言の存在感が見事にはまっている。<P>その他のキャスティングも素晴らしく、それぞれ印象に残るキャラクターになっている。特にマメ山田扮する花田先生が秀逸。この映画に花田先生がいなかったら救われない話になっていた。すごいぞ豊田監督。<BR>同じ松本大洋原作の「ピンポン」ほど話題になりませんでしたが、「青い春」はカルトな青春映画として語り繼がれることでしょう。

この映画はホントにすごいです。<BR>今まで洋画ばかり見ていた私ですが、<BR>邦画のすばらしさを教えてくれた映画です。<P>83分という時間ですが、ミッシェルの曲に乗って<BR>ガンガン進んでいく感じ、<BR>だけど内容的には何時間もあるような。<P>若手の俳優さんのキャスティングも見事です。<BR>松田さん演じる九條の妖しい雰囲気とか、<P>新井さん演じる青木の不安定な気持ちとか<BR>個人的にはマメ山田さんの先生がホントに<BR>胸を打たれるシーンがたくさんありました。<P>暴力的な描写もあるので少し苦手な人もいるかも<BR>しれませんが、見終わった後には涙が出るほどの<BR>切なさと感動が味わえると思います。

私がこの作品を見たのが、主人公と同じ高校3年生の時。<BR>本当に、彼らと同じ年齢で出会えた事が嬉しかった。<BR>高校3年生になっていない人、通りすぎた人にはわからない<BR>今高校3年生を生きているからこそ分かる何かが<BR>きっとあると思った。<BR>とりあえず、中盤から最後まで切なく、<BR>胸が一杯だった。<BR>見終わった後は、友情について考えた。<P>友情についてなど考えたこともなく、<BR>考える機会も無かった私には衝撃だった。<BR>この作品のような友情の表し方もあるのだと気付いた。<BR>青春は深夜から朝に移り変わる時の空の青。<BR>作品中ずっと映り続けた真っ青な空。<BR>真っ青な空ばかりではないけど、高校3年生の間は<BR>真っ青で綺麗な空だけを見ていても良かったんだな。<BR>あの青さが余計に切ないんだけどね。

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青い春&nbsp;『ポルノ・スター』『アンチェイン』の豊田利晃監督が、『ピンポン』などで知られる松本大洋の同名短編集コミックを原作に描く、ある男子校を舞台に繰り広げられる不良学生たちの痛切なまでの青春群像。<br> &nbsp;&nbsp;&nbsp;カメラが学校の外に出ることはほとんどなく、閉塞した空間の中でさまざまなエピソードが羅列されるのだが、次第にドラマは松田龍平扮するクールな主人公・九條と、彼を慕う親友・青木(新井弘文)との確執に焦点が絞られていく。濁るところない真っ青な空のごとき男同士の友情が、それゆえに惨劇へと突き進んでいく壮絶さ。これはもう観た者だけが共有しえるものでもあろう。時折挿入される屋上での過激な度胸試しシーンのインパクトもすさまじい。若手俳優たちの、飾らない生の熱い演技も素晴らしい。今後の日本映画の方向性を占ううえでも必見の作品だ。(的田也寸志)
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