訊けば、このDVD-BOXが出てから、権利関係でモメて以降のリリースが立ち消えになったとか…。<P>どうか、セカンドシーズンを発売して下さい。<P>…何卒。
日本語吹き替え版で初めて見たのは、いつだったか。日本でも社会現象が起こってたと思うが、僕の中でも起こってたな。ツイン・ピークスに関するCD(ハウス・ヴァージョンもあったな)、本などを買いあさり、更にはクーパー捜査官のいわゆる『ダイアン』のまねでマイクロ・テープ・レコーダーを買って、毎日持ち歩き、何かあればその時の状況を吹き込んだりしてた。つまり、ハマってた。チェリー・パイが好きになり、今まで砂糖、クリーム増量だった僕が、「月あかりのない、真夜中のブラック・コーヒー」が好きになり、ミスドで同じドーナツを2つずつ買って机の上に並べたり、最終的には、シアトルの、あのホワイト・テールの滝(あれは実際にドラマと関係なしで観光名所)まで行って、そこにあるあずまやの柱に名前を書いてきたりするほどになった。それぐらいハマれるドラマだ。ただ、おもしろい人はとことんハマれるが、波長が合わない人は、なんのこっちゃ分からんドラマかも。幸い僕はピッタリ合いすぎて、全29話を毎日、寝る時にBGMにしながら寝てた。半分クセになってたと思うが、1年ぐらいはそんな生活をしてたので、今でもストーリーは細部にわたって覚えてる。全巻まとめたBOXが出るのを待つ!
登場人物が多く、その一人一人が物凄い個性の持ち主なので、この辺の人物関係がかわってきたときに鳥肌が立つような納得感がおそいます。また、奇才といわれたデウ゛ィットリンチが描く世界には独特の意味不明と思われるシーンが沢山登場しますが、よ~く考えると物凄く深い意味(ほんとに深すぎる位深い)をストーリーの中で含んでいます。また、それらのシーンは重要な場面への布石であったり、ストーリー後半へのプロローグ的な部分であったりもします。<P> ストーリー後半もとても深いのですが、表面的にはやすっちいオカルト映画的に話が進んでしまうのが残念。是非前半だけでも2回位は繰り返しみてもらいたいです。あと、ディスクNO.1のパイロット版はビデオでは独立してあった物です。これだけだと!!なり不明な点が多いと思います。ストーリー途中までの粗筋だと考えてみてもらえば良いのではないかと思います。だんだん分かってくるという面白さがこの物語には沢山あると思います。