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エディター・レヴューでは大友克洋と江口寿史の名前しか出ていないが、これは完全に監督北久保弘之によって料理されたもの。<P>私自身、これより後に「ロボットカーニバル」を観たため、「うる星やつら」のアニメーター時代の北久保弘之を除けば、最初に触れた北久保作品となる。<BR>と言うか、ある意味北久保弘之の名前を世間に知らせしめた作品。<P>後にゲームの「GHOST IN THE SHELL」のオープニングを作ったりして知った人も多いと思うが、私のように今30代の人は1991年に公開されたこの作品で北久保監督を知った。<P>横山智佐がまだ10代の頃と実に若いが、しっかりと主役を演じている。<BR>湘南モノレールが出てくるので、私のようにあの近辺に在住している人はより楽しめるでしょう。

キャラクターデザインも大友さんなら結構シリアスなものに<BR>なっていたのではと思う。その点江口さんのキャラクターが<BR>重いテーマを「脳天気」なほどPOPに見せてくれる。<BR>例えば寝たきりのお年寄りが「用を足した後」の表情なんか<BR>まさに江口ワールド。<BR>敢えて難を言うなら、逆にジャケットデザインが江口色が強すぎるのでは。<P>アメリカ盤「ROJIN Z」のジャケットの方が好感が持てる。<BR>とにかく、江口ファン、大友ファンは要チェック。

すべてのキャラクターが立っていて、それぞれ魅力的。<BR>主人公はもちろん、その友人、<BR>厚生省の人、老人たち。<P>メカニック部分もしっかりと描かれており<BR>その動き、設計に説得力がある。<BR>特にロボット周辺の動きは素晴らしい。<BR>次々と周囲の機械を取り込んでいるが、<BR>ほとんど無意味そうにゴチャゴチャとしてくるのに<P>ちゃんとそれっぽく見えるデザインが秀逸。<P>要所要所に笑いがありながらも、筋は一本通っていて<BR>特に中盤からラストにかけてのスピード感ある展開が素晴らしい。<BR>最初から最後まで一気に見れてしまう。<P>AKIRAで有名な大友克洋の原作だが、<BR>アニメとしてはこちらの方が完成度が高い。

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