個人的には大満足の内容だが、人それぞれ、この映画を見る時の自分の状況により評価が異なる事があるかも知れない。<P>超リッチな独身貴族が夢の中で別の自分を見た事によりホントの幸せというものを知る演技には勿論心打たれるし、夢から覚め、現実に戻った時の主人公を見れば胸が痛む。また、メインテーマと外に降る雪をバックに空港で二人でコーヒーを飲みながら語らうエンディングのシーンは絵としても最高のシーンであると思った。<P>また、主人公の2人は言うに及ばず、子役もとても良い味を出しており、更にはこの映画を見て一発でキャッシュ役のドン・チードルのファンになった。
この映画は、実は1946年のアメリカ映画の名作「素晴らしき哉、人生」の現代版です(と、私は確信しました)。オリジナルと全く同じテーマを現代の環境に置き換えてさわやかなタッチで描いております。<P>時期は雪がちらつくクリスマスイブの夜。主人公の前に天使が舞い降り(天使には見えないのですが・・・)、一炊の夢を見せてくれ「人生で最も大切なものは何か」を、主人公の身をもって教えてくれます。オリジナル程の強烈なインパクトはありませんが、今の時代の物語でもあり、より身近な感覚で見ることができます。「素晴らしき哉、人生」をお好きな方には是非ご覧になる事をお勧めします。尚、「ワン・マジック・クリスマス」(日本語タイトルは不明)もやはり「素晴らしき・・・」の現代版です。これ!!お勧め。
主人公は13年前に恋人をおいて、ロンドンに仕事の研修に行ってしまったエリート・ビジネスマン。その後独身ですごすが、もしあの時、ロンドンに行かなかったら、人生はどうなっていたか。そのもしもを体験してしまい、かつての恋人と結婚して平凡なタイヤセールスマンとしての人生に投げ込まれてしまった男の物語。いわゆるロマンチック・コメディです。 <P>映画自体は佳作で、大傑作とはいえないのだが、2時間分じっくり楽しめます。<P>恋人のケイト役のティア・レオーニ(Tea Leoni)が、とてもチャーミングです。ティア・レオーニを見るために見てもいい映画。