映画ドラえもんのび太の日本誕生 :

映画ドラえもんのび太の日本誕生

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映画ドラえもんのび太の日本誕生 :

いつもの面々が個人的な理由により現代に居場所を無くし、 ７万年前の日本に家出する…という壮大な家出計画です。 でも時空乱流の話は怖かったなぁ…。 中国で何千人もの兵隊がいっぺんに消えた…とか、一生時空をさ迷うか 運がよければどこかの時代に出られる…とか。 日本でも神隠しなどが昔からあったので、当時は怖かったですね。※まぁ、日本における神隠しの大半は人身売買の類です。暗い歴史…。 また、のび太が生み出したペガ・グリ・ドラコの活躍も見逃せない。 最後の別れは悲しいものがありましたな…あれは泣けた。 ギガゾンビの様な得体の知れない敵も魅力です。ククル「嵐を呼ぶ精霊王、ギガゾンビ！」 一同「ギガゾンビ―！？」 ジャイアン「な、何だそりゃ!?」スネ夫「化け物じゃないの？」 しずか「やだぁ～」うーん、怖いものなしの一同がビビってる辺り、強敵でしたしね。

やっぱりドラえもんはスケールがでっかい！！！ 家出先が７万年前の日本だもの。 自分達の住まい、食料、ペットまでも全部自分達で作る。 「創造は人間の喜びである」を作品全体で表現しています。 しかし残念ながら、人間の中には破壊こそが創造の原点であると思いあがった 輩も存在する訳で、今回も時空犯罪者の登場です。歴史は積み上げるもの、繋ぐもの。 何万年もの歳月を一生懸命生きた祖先があるからこそ、今の私達がある。 これは感謝と喜びの娯楽作なのです。

ドラえもん映画シリーズはひとつひとつ強い個性がある作品ばかりですが、この「日本誕生」は総合作というか、ドラえもん映画として代表作として名前があがる作品だと思います。 ドラえもんを爽やかに楽しみたい方にオススメです。 とってもやさしい感動する作品です。原作者である藤子さんが亡くなった時、特別にＴＶ放映された作品もこの映画でした。その時点でも二、三作前の作品だったのですが、藤子さんを送るのにとても納得の放映だったと思います。

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