小学生時代、ジブリや連作アニメのテープが並んでいる棚の中にこの作品があったのを覚えている。小さいころ、ＴＶ番組をビデオにとって繰り返しくり返し見て、テープを何本もだめにしていた。<P>現在、昔見ていたものは記憶的にも物質としても、殆ど残っているものはない。お約束だが､この作品だけはいまも棚の中に残っていたりする。そして、年に2､3度見る。すでに両手両足では数え切れないほど見ているこの作品、そのたびに、何か新しいことに気づいたりする。そのたびに、謎が解けたように少なからず嬉しかったりする（最近、ようやく『宦官』の意味がわかった）。つまりが、自分はこの｢雲のように 風のように｣と言う作品に『魅せられて』しまったのだろう。登場してくる様々な人物や話の流れ、エンディングに流れる主題歌は、未だに自分の心を鷲掴みにしている。この作品を見るたびに込み上げてくるこの感覚は、きっと昔も今もこれからも（根本的な意味で）変わっていないし変わらない（...はずである；）。<P>絶対ではありませんが、万人が納得できるとは思っていませんが､それでも、1度は見てもらいたい！そういう作品です。
「あたい、皇帝のお嫁さんになる！！」<BR>三食昼寝付きに惹かれて宮女募集に応じ、『田舎者の泥付き大根』と<BR>言われながらも遂には皇帝の正妃に選ばれてしまう少女・銀河。<BR>何事にもとらわれず、元気で溌剌とした銀河の姿は、とても魅力的。<BR>『泥付き大根』の銀河がどのように成長していくか、<BR>そして最終的にはいかに凛とした正妃になるか。<P>是非、その目で確かめてください！<P>酒見賢一氏の原作「後宮小説」とは<BR>また一味違った良さのある「雲のように風のように」。<BR>スタジオジブリ宮崎駿監督の名作、「魔女の宅急便」。<BR>そのキャラクターデザインを手がけた近藤勝也氏が<BR>生み出した、清々しいアニメーションです。
ストーリー的にも二重丸ですが、声優にも注目してください！<BR>なんと歌舞伎役者の女形・市川笑也さんがコリューン役で好演！本当にやさしくたおやかな素敵なお声です。<BR>ちなみにこの作品の後に同じ中国題材のスーパー歌舞伎『新・三国志』で主役の劉備元徳を演じてメガヒット！！『新・三国志』をみて感動した人、笑也さんファンは必見です！
