世界の歴史に残る名馬、そのように期待をさせた競走馬がクロフネである。<BR>天皇賞を除外されて挑んだ「武蔵野Ｓ」、目の前で見たその驚愕のレースは、今でも忘れられない。その圧倒的なパフォーマンスに、全身震えが来るのと同時に、いつの間にか拍手をしていた。その場に居合わせた多くの人たちと同様に。<BR>その信じがたい出来事を前にした静寂、そして、直後に自然に全身から沸き起こった歓喜。Ｇ１レースでの歓声とは明らかに違う、得難い体験であった。<BR>そして、ＪＣＤ。再び同様のレースが目の前で繰り返された。<BR>Ｇ１レースを馬なりのまま、北米現役最強馬を相手に、同様な圧倒的パフォーマンスを見せたのである。<BR>世界に通用する、いや、きっと世界の人々に私たちと同様の体験をさせるはず!で!あったであろう、今年の海外遠征を待ち望まずにはいられなかった。<BR>しかし、その夢は残念ながら叶えられなかった。<BR>私たちが、次にこのような名馬に巡り会えるのは、いったい何時のことになるのであろうか？<BR>それまではこのＤＶＤを繰り返し見て、その驚愕のレースを堪能しよう。