いまや名匠と言われる、高畑・宮崎といえども採算性とか観客とかを省みず自分の作りたいものを作ってしまったんですね。作者の主張が結構露骨に表現されています。いい意味でも、悪い意味でも若さ溢れる作品です。<P>日本のアニメ歴史上、外すことができない重要な作品であることは間違いありませんが、評価や感想に「当時としては」という修飾語が必ずついてしまうのは、やはり時代の流れと言うべきでしょう。スレた大人の目から見ると結構アラが目につきます。画像、音声も時間の経過を感じ、大画面で楽しむには辛いレベルです。この価格で販売するならもう少し画質がよくならなかったのでしょうか？<BR>ジブリファンの大人が、そのルーツを辿るため観るのは問題ありませんが、子供にむりやり見せるのはやめましょう。絶対に子供向けの映画ではありません。
ついに、この作品がＤＶＤ化！<BR>最近のジブリ作品の隆盛が、この埋もれた傑作を改めて、<BR>世に送り出したのでしょうね。<P>カリオストロの城等へ続くジブリ・エンターテインメント<BR>の原点たる 長靴を履いた猫..<BR>そして、風の谷のナウシカ等の社会性の強い作品への起点<BR>ともいうべき、『太陽の王子ホルス』..<P>今は、巨匠と崇め奉られる、宮崎駿、高畑勲、大塚康生が、<BR>若き日に、その飢えた才能と情熱と数年にも渡る歳月を叩<BR>きこんだ、この作品は必見。<P>映画が『産業』となった今、このような作品が産み出される<BR>事はもうないのでしょうか...
日本の劇場用アニメーションを語る上で、絶対に外せない一本。<BR>ストーリーは少々社会主義の香りがするが、いたずらにファンタジーに走らず、しっかりした話。<BR>ヒロインのヒルダは現在の美少女キャラの原形ともいえ、憂いを秘めた奥の深い演技をみせてくれる。<BR>当時の新劇の俳優が声を当てており、その演技力がまたこの作品の魅力。<P>私は子供の頃この作品を劇場で観て物凄く感動したことを覚えている。とにかく必見。
