日韓合同作品であるが、日本人の方が見どころがたくさんある作品。韓国の若者の一番の問題である軍隊、と、日本よりも結婚するには好きだけではできない、という社会である、事が理解できる。韓国では結婚する時には「相手だけでなく、相手の家族も見なさい」と親が子供に言うくらい、結婚すれば家族、親戚のつきあい、しがらみは日本とは比べものにならないくらい多くなる。この2つの壁を乗りこえたからこそ、恋愛ストーリーとして最後はホッとできたのだと思う。
最近では近い国として韓国への旅行をされる方も増えていると思います。<BR>でも近い国とはいえ、この国の文化とか考え方の違いをどのくらい、<BR>理解していたのだろうと…見ていて思いました。<BR>私達日本人にとって過去の戦争という出来事は、どこか『過去の出来事』<BR>として捉えられている感があります。<P>自分の祖国への愛情は、韓国を見習わなくてはいけない部分もある様な気がします。<BR>このドラマを通して、『近くて遠い国』が、全てにおいて『近い国』となるきっかけを<BR>若い世代の人達へと受け継いでいかれたら素敵な事だと思いました。<BR>切なくて、それでいて優しい気持ちになれるドラマでした。
物語の核にあたる部分だけを考えると、まさに直球といえるお話を、照れずに真正面から真剣に描こうとしているところに好感が持てる、いいドラマだなぁー……、と、見ていて素直に、そう感じることができた。<P>国の違いということに限らず、人と人とがそれぞれの違いを乗り越え、受け入れながらわかり合おうとする―――、それは何も特別なことではなくて、私たちの小さな日常の中にもあることだし、その延長線上に、違う国の人同士、ひいては国同士が理解しあう道があるのかもしれない……、といったことに、このドラマを見ているうちに気づかされたのだった。<P>韓国ではオンエア時に「日本側の描写、日本語のセリフが多すぎる」とか、「深田恭子は肉を抜いた方が良い」(これは……?! 彼女は十分チャーミングだったと思いますが…)、などといった批判も多々あったようだが、この「Friends」が、さまざまな面で対等な作品になるよう、両国スタッフが十二分に配慮した上で制作したドラマであることを理解したなら、そんな意見は出なかったはずなのに……と、特にメイキング(もうちょっと長くてもよかった…)を見た後で、思ったりもしたのだが(ケリー・チャンは、名目だけでなく本当に-深きょんとの-《友情出演》だった、ということも、このメイキングを見るとわかります)。<P>ウォンビンという人(キムタクどうこう、という呼ばれ方については、ちょっとよくわからないが)、今後の進み方しだいでは、金城武やチョウ・ユンファらのように、より広いフィールドで活躍していける可能性を秘めた人のように思う(!そういえばユンファも、日本に紹介された当初は「香港の小林旭」、と呼ばれていた)。<P>それからこのDVD、通しの字幕はないかわりに、日本語と韓国語、どちらかを学びたい人のために配慮された4種類の字幕が収録されているのもいい。