F-1日本グランプリ1977 F-1日本グランプリ1977
 
 
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F-1日本グランプリ1977 :

DVDの評価云々というよりはこの時代のフォーミュラ1レースがスタートからゴールまで通しで見られる、という意味でこの商品は日本で唯一なのでマニア的には絶対みておきたい作品。<P>ご存知のように富士日本GPは本作品の77年とその前年の76年の計2回だけ。タイトルを既に決めていたラウダは来日せず(その代役のビルヌーヴ父が事故を起こした)ピーカン秋晴れのもとハントが最後までチギった本レースよりも、何といっても印象に残っているのは初開催の76年のほうでしょう。豪雨のためスタートはディレイ、ようやくスタートしたと思ったらポイントリーダーのラウダは棄権、ハントが逆転チャンプ・・・わたしこのレースを放送したTBSの「ビデオ」はもってるのですが、ひ孫ダビングくらいなの!当然画像はF1ですかF3ですかという感じ。この76年モノを製品化できないのは・・・おわかりでしょうがバーニー様とフクザツな契約ともちろん巨額のお金が必要なため。なろうことならTBSにカンパしても出してもらいたいところですが。<P>で、この77年版のみどころは当時の個性的マシンとあの悲しい事故シーン。ビルヌーヴ車の残骸が大写しになるが無傷だったのが信じられないほど。亡くなられた2人の映像は当時もろに映像に写っていたが、本作品ではボカシがかけられている。いまなら間違いなくレッドフラッグ、イベント中止でしょうが、なぜか何事もなかったようにイベントは続行。「人が倒れていますが大丈夫でしょうか」という能天気なアナウンサーと事故原因になったティレル車が長らく撤去され!ずアノ1コーナーのすぐ外に放置。<P>ぱらぱらの観客数はいまのGTレースほども入ってません。何しろ牧歌的なころのおはなし。いまの若いF1ファンは驚くでしょうね。

子供のころ、スーパーカーブームというのがあった。当時私はなかなか実物で見ることが出来ないその”走る芸術品達”への想いをプラモデルに託し、決して俗福ではない家庭の懐を支えていた母親から金をせびっては、現物には到底届かないであろうその芸術品の模型の製作に夢中になっていた。本作品はそんな私と同世代のスーパーカーブーム熱中世代や、70年代に後ろ指さされながらモータースポーツを愛した人達にとって非常に思い出深い内容である。6輪車最後の年、その6輪車と絡んで宙を舞い、日本からF1を10年遠ざける要因となったビルニューヴの事故。日本のコンストラクターとして挑戦していたコジマレーシング。80キロなんて進入制限のなかった頃の危険いっぱいのピットロード。シケインがなかったのでグラ!ンドストレート前に最高速になっていた最終コーナー。翌年のブレイクを予感させるグランドエフェクトカーのはしりのロータス78。そして唐突に終わる実況と前代未聞の表彰式。当時の本放送に忠実な生々しさが本作品のポイント。個人的には前年の1976年の分もDVD化してほしいところ。レース的にはこちらのほうが面白いので。

25年前、まだシケインが無い富士スピードウェイでのF-1日本GPの記録である。25年前とはいえ、そのスピード感は今のF-1に決してひけを取らない。排気量的には同じ現在のフォーミュラ・ニッポンを凌いでいる。<P>レース自体はある種、単調に過ぎる感はあるが、そこここで見られるバトルは十分に見応えがある。それに、マシンごとの個性のなんと多彩なことか。このレースが最後になった6輪車・タイレルP34をはじめ、水平対抗12気筒エンジンを積むフェラーリ312TとブラバムBT45B、初のグランド・エフェクトカー ロータス78、国産マシンKE-009など、テクノロジーへの挑戦を感じるのも楽しい。<P>レースの規模を見れば、今とは比べ物にならない程小さい。しかし、ドライバーやピットクルーの「熱さ」は今を遙かに凌いでいる

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