初恋とノスタルジー。これに共感しない人間はよほどの堅物に違いない。インタビューで監督が語っているように、この作品のどこかに自分と重なる何かを誰でも見出すことが出来るだろう。<P> 俳優陣も各々が自然体に近い演技で、各登場人物の特徴を見事に出している。音楽も良い。それにしてもこの作品での麻生久美子は魅力的だ。愛を乞いながらついぞ人を愛せずに終わる女性の悲しい運命を、悲壮感を出さずに演じきっている。各男性を前にしたときの表情の違いや心の動きの微妙な揺れまで感じさせる繊細な演技だ。こういう映画を前にしてあら捜しをするのはやめにしておきたい。とにかくおじさんはこういうのに弱いのだ。
レビューを観て購入してみました。<P>なるほど。邦画ならではの微妙な雰囲気。<BR>でてますでてます。<P>穏やかな日に落ち着いた気分で観ると良いかも知れませんね。<BR>うん。観て時間を無駄にしたとは思いませんでした。<BR>よかったです。
この映画のコンセプトは「忘れていた初恋を思い出す」<BR>海難事故にあった昔の旧友朋美。<BR>遺体の上がらないまま葬式に出ることになった主人公たち。<BR>そこで朋美の悪い噂が話題になる。<BR>だが、いつの間にかそんな彼女を愛し、そして想う。<BR>そんな主人公の想いが痛くて切ない。<P>この映画の見所はなんといっても麻生久美子さんだろう。<P>彼女は素晴らしい女優だ。<BR>麻生さん演じる真鍋朋美という女の子は繊細で哀しい人。<BR>複数の男性の前で、彼女はいろいろな表情を見せる。<BR>シーンごとに違う人に見えるのはあたしだけでしょうか。<P>この映画を観るたび、あたしは初恋を思い出す。<BR>これを観て初恋を思い出してみるのはどうでしょうか。