堂々のDVD登場。テレビ放映で不満のあった部分が、DVDで解消されている。<BR>まず小澤の指揮をもっと見たかったという人のために、バレエなどの特典映像が分けて収録されているのがうれしい。<BR>音質も、ムジークフェラインザールのホールトーンが十分に生かされ、サラウンドで聞くと、ふくよかな音色がより明確になる。<P>音楽ファンなら取り合えず購入していただきたい。一生の宝になるでしょう。
有名ではあったものの、今まで私は小澤征爾を聞いたことがありませんでした。しかし、TVで、世界中から将来有望な若い演奏者を集めて合宿して、コンサートを行うというのを見て驚きました。たった数日で、演奏が、音が驚くほどよくなっていったのです。小澤さんの音楽に対する姿勢、取り組み方などが、非常に真摯で素晴らしいということも知りました。小澤さんの人間性というか、そういうのも、少しですが判った気がしました。ということで、このDVDは期待を込めて買いました。結論は、非常に素晴らしいということです。クラシックにはあまり精通してない私ですが、本当に素晴らしいと思います。有名すぎて聞きなれた曲や、普段聞いたら何でもないワルツや行進曲が、これほどまでに音楽性が深く、芸術!!的な曲だったのか、と驚きました。お子様をお持ちの御家族や多くの人に勧めたい1枚です。今後も小澤さんには注目していきます。
今年の秋から世界の殿堂、ウィーンのオペラ座の音楽監督に就任する、我らがオザワ、堂々のニューイヤーデビュー。CDの売り上げもオリコン№1になるなど、ちょっとしたブーム?でも単なるブームじゃなく、本当に近年まれにみる名演だったと思います。昨年のアーノンクールは別にして、それまではちょっとマンネリ気味だったウィーンのニューイヤー、オザワが目覚めさせてくれたと言った感じさえします。ウィーンフィルの自主性に任せ、しかしオザワの個性もしっかり聴けたし、最高でした。特に「こうもり」序曲あたりはさすが。ワルツというより、本当にヴィルトゥオーゾって感じです。ほかにも聴き所満載。ユーロ元年と言うこともあり、ユーロマークが光ってますが、それよりもオザワが光っていたこの演!!奏会、DVDで楽しめるなんて最高です。絶対お勧めの1枚ですよ!