男が病室で出会う。お互いに余命幾許もないと医者に宣告された身の上だった。「海を観たことが無い」と告白したルディ。マーチンは言います、「天国ではみんな海の話をするんだ」。お互いに死期目前にし、車を盗んで海を目指すことから物語が始まります。全体にユーモアあふれるシナリオなんですがテーマは重いです。しかし、とても良く出来た映画で、観ているとジンと胸に来ます。絶対に観て損のない映画だと太鼓判を押せる映画です。
死を前にした二人なのに、悲壮さは感じない。死ぬまで生きようか、というノリが見ていて奇妙に気持ちいい。<BR>「生きざま」ですよね、こういうの。<P>ラストシーンをぜひ見て欲しい作品です。ほんとうによかった。<P>海を前にした二人の姿が、とても美しくみえて<BR>そこには胸を熱くする深い感動がありながら涙は出ない、<P>やるせない寂寥感の中にある不思議な温かさに、むしろ微笑む。<P>エンディングが胸に焼きついた作品です。<BR>自分が生きていくうえで、この感動は忘れずにいたい。
末期ガンの二人組が、海を見に行くまでの物語。ギャングの車を盗み、車を飛ばして海へ向かう。途中、警察とギャングに追われながらも海を目指す。なんとなくほのぼのとして、さみしい結末を迎える。生きる意味とか、優しさとかを見いだしてほしい。